【ネタバレあり】[小説]忌まわしき婚姻を請け負う公爵は、予見の姫を溺愛するのレビューと感想

予知能力！そのせいで王だった父の政治人生はおかしくなった。そのせいで彼女の母は幽閉され彼女を産み亡くなった。この力さえなければ…と彼女自身がこの力を恨んだ。腹違いの妹の代わりに文通を始めその相手に恋した。まさか結婚出来るなんて。その彼もまた彼女に恋する。文通の相手が彼女でその人と結婚出来た喜びに感謝した。彼女の目が見えるようになってからもお互いの愛は変わらず益々親愛たるものに。父である王の思惑を翻しこの国の安泰を守れた。そして娘が生まれ尚且つ2人は更に愛し合って改めて絆を深めた。

なかなか凝ったお話しでした。

予見の力を得たことによって5歳の時から視力を失ったヒロイン。降嫁先では、みなさんに大切にされて良かったな…と。ヒロインの根も歯もない悪評を広めたのはもちろん第二王女ですが、彼女は最初からヒロインの美しさに嫉妬していたんでしょうね…
ヒーローは本当に頭の良い人でヒロインをきちんと支えてそして愛してくれたことにホッとしました。
ヒロインのお兄さん王太子殿下もまともな方で良かったです。