【ネタバレあり】[小説]媚薬な教師に愛の手をのレビューと感想

あぁ、ピュアだ…

入学式の日、桜の樹の下で出会った近本桂(チカ)と鴻原。
鴻原はチカの担任で、人気はあるものの怠惰で生徒と深く関わろうしない。
なのにそんな鴻原が気になり、いつしかそれが恋だと気付くチカ。

作者さんの文章力のおかげでしょうか。
淡々と話が進んでいっている様でいて、物語の世界にいつの間にか引き込まれてしまっていました。
チカの様にきれいな心で純粋に人を好きになれるって羨ましい。

過去を乗り越え、チカの想いに応える鴻原ですが、生徒の間は手を出さず卒業式が終わったら抱くと宣言。言葉通り、式後に即チカを攫ってやっと2人は結ばれます。
宝物の様にチカを抱く鴻原が何だかとてもいいのです。