5.0
素敵な作品です
18話まで読んでの感想です。
サラリーマンの浩国は上司に仕事を押付けられ酷い言葉を浴びせられ、朝早くから夜遅くまで感情も表情も失くすくらい働いている。
仕事帰りに倒れたところに声をかけてきた青年が甲斐だった。
実は二人は浩国が中学生、甲斐が小学生の時の知り合いで、そのつてで浩国の母に頼み浩国の家に少しの間住まわせて貰おうと尋ねて来たのでした。
甲斐が住込みで働いていた店主が倒れ、住むところと仕事を失い浩国を頼ったのです。
ぶっきらぼうだけど、浩国の事が心配でたまらない甲斐と、少しづつ甲斐のお陰で食事が食べれるように睡眠がとれるようになる浩国。
幼いながらに、色んな事を諦めてしまい込んで“しょうがない”“ふつうのこと”と捨ててきた甲斐はそのまま大人になっていました。
浩国の会社、甲斐の幼少時代、倒れた店主とその長男と甲斐の会話…丁寧に描かれていて感情移入してしまいました。
何度も読み返しても素敵な作品です。
まだ続きがあるのなら早く配信してほしいです。
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