様々な時代、がんばる人達へのエールをオムニバス形式で綴ったこの作品は、本当の意味で神作品だと思う。軸にいる「エル」自身が、海の神なのかどうかは具体的にされていないものの、後半には共にいた竜が、エルを悲しませたくないからと、エルとそっくりなエリーが亡くなりかけた時に、魂を分け与えた話は泣いたし、その話からエリーもエルと共にいて、エルが一人ではないと解るだけでもホッとするし、安心して読めるのがいい。何より癒されたい時に読むのは最高です。
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様々な時代、がんばる人達へのエールをオムニバス形式で綴ったこの作品は、本当の意味で神作品だと思う。軸にいる「エル」自身が、海の神なのかどうかは具体的にされていないものの、後半には共にいた竜が、エルを悲しませたくないからと、エルとそっくりなエリーが亡くなりかけた時に、魂を分け与えた話は泣いたし、その話からエリーもエルと共にいて、エルが一人ではないと解るだけでもホッとするし、安心して読めるのがいい。何より癒されたい時に読むのは最高です。
今まで何回読み返したか分かりません。
一話もきれいな絵ですが、どんどんきれいになっていって、その美しさとストーリーの美しさや切なさに何度泣いたか。この作者さんの作品はどれも大好きですが、「エル」は20年以上、今でもずっと手元に置いてよく読んでます。歴史背景も学べたり、なにより人の温かさに触れることができる名作だと思います。
5.0