【ネタバレあり】[小説]豪華客船で恋は始まるのレビューと感想

甘ーい。甘すぎる。でもそこがいいんです！

もうとにかく大好きな作品です！
シリーズ全買いしました。

攻めは容姿端麗・頭脳明晰・超豪華客船の船長で財閥の次期総帥とまさに絵に描いたようなスパダリのエンツォ(登場時28歳)。

受けは小さな船舶会社の社長の息子でごくフツーの高校生・湊(登場時18歳)。
てか、普通と思ってるのは本人だけで、周りからみたらめっちゃ綺麗で半端無いオーラの持ち主だったりします。

最初の話は馴れ初め編。
両想いになった後は長期のお休み毎に湊がエンツォの船に乗船。その都度色々な事件に巻き込まれてしまいます。

もうとにかく、このカップルがホントにホントに良いのです。
私の中のベストカップル賞あげたいほど。
エンツォはこれ以上の男性っているわけないよね！ってレベルの最高級のイイ男。
そんなエンツォの隣に立つのに相応しい人間になりたいと日々努力を重ね、成長して魅力を増していく湊。
お互いに心の中で(口にも出しちゃうけど)「なんて麗しい」とか「なんて美しい」とか事あるごとに呟いてるある意味バカップルではありますが。
でも脇目も振らずに一途に想い合い、尊敬し合っている2人の姿には本当に胸を打たれます。

優しくて正義漢が強く、男女動物問わずモテモテの湊はお約束の様に毎回危機に陥っちゃいますがそこを必ず救うのはもちろんヒーロー。安心して読み進められます。

完全無欠のエンツォがわりとヤキモチ焼きだったりエッチの時はちょっとSっぽかったりと人間くさい姿を湊だけに見せるのも微笑ましい。

他の登場人物も軒並み美形揃いです。(特に元海賊のジブラルが◎)
様々なカップルが出来上がっていたり発展途上だったりしますが、わたし的には主人公カップル以外あまり興味が湧かないんですよね。(ブルーノさん♡→アルベールさんの行く末は気になりますが)

蓮川先生のイラストが、もうこれ以上のものが考えられない程ピッタリで眼福の極みです。
まだ大きな謎が残されたままですし、もっと航海を続けて湊とエンツォの冒険談を読ませて欲しかったなぁ…(涙)
水上先生、本当に本当に残念です。