【ネタバレあり】月の街、花の都【電子単行本】のレビューと感想

失くした記憶が鍵

記憶を失くして街に流れてきた男と、街の自警団のリーダーのお話
失くした記憶は思い出さない方がいいのか、男娼は過去に影響されたものか、その後の展開が気になるけれど一旦保留；

男娼をやって自分の生計だけでなく周りの幼児の生活も支える男性と、自警団リーダーとして彼を支える男性の、お互いに嘘を言いつつ相手を思うこころのうごきがいいです。ただ、話はタンチョウでした。

義父の非道さは、気持ち悪くなるけど…
絵もキレイだし、格好いい男がいっぱいで、最後はスッキリとみんなで幸せになっているところは、安心して読めますよ。

途中の内容に幼児に対する性的虐待など出てきますので、苦手な人は見ない方が良いかもです。私としては、社長に対する嫌悪感だけが強く残るお話でした。イサミとゴウ、八重樫とレオのお話を含めケイと一羽のその後のお話の続篇を読んで穏やかな気持ちになりたいです。人物の雰囲気が似ていて、少し見分けにくかったです。
イサミゴウ八重樫レオ