みんなのレビューと感想「ケーキの切れない非行少年たち」（ネタバレ非表示）（80ページ目）

日常では考えることがないので

罪をおかす人(田町幸人)が、どんな思考パターンを持っているかとか、非常に興味深い作品でした。ポイントに余裕がある時に読み進めたいです。

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知らない世界の話なので、引き込まれて読んでいます。
犯罪や、少年院については、ほぼ無知なので、なるほど…と思います。
でも、心や知能の問題もあるんだと初めて知りました。

淡々とした中にも…

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絵もシンプルで淡々とした内容だけれど、面白いしためになる。たいていは家庭に問題があったり、学習能力や感情のコントロールや情緒安定などから社会についていけないことが犯罪につながるのは理解できなくもない。現実社会では、それをどう未然に防ぎ、改善できるのかは、難しい問題でもある。

発達障害と犯罪

人の気持ちが分かりにくい、社会性が無い、後先考えず突発的に行動してしまう。。。
そこに加えて知的な障害もある場合、今の社会での生きにくさを感じ、それが不満となり犯罪率を高めているように感じるので、他人事ではなく身近で皆で考えていかなければいけない問題だと感じました。

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何かしらの知的障害などを抱えた非行少年たちのお話。この作家さんの作品はどれも社会派で考えさせられるし、勉強になるからどんどん読み進めてしまう。

すごく続きが気になる。マトリや子供を殺したい親たちなどを読んでこちらにたどり着いた。これもまた考えさせられて、おもしろそう。

切ない

実話を基にしているから、余計に救われない。もう、連鎖なんだと思ってしまう。どうしたらいいのか、できればそこまで描いて欲しい。救いが欲しい。

小説があるとは聞いたことがあったけれど、漫画があることは知らず…。よく一回読んでみたほうがいいと勧められていたが、わたしも人にすすめたくなった。

犯罪少年の何割かは知的障害があり当たり前の判断などが出来ない。
ぼんやりとは聞いた事があったが具体的に丸いケーキを三等分できないとは。
加えて家庭にも問題があったらどうすればこの少年は生きていけるのだろう。
途中までしか読んでいないけど少し胸が苦しくなった。

こういう施設があるということをなんとなくでしか知らなかったので、ちょっとした知識として知れて良かった。