みんなのレビューと感想「深潭回廊」(ネタバレ非表示)

- タップ
- スクロール
みんなの評価
レビューを書く
Loading
-
5.0
面白い
スメルズライクグリーンスピリットの柳田先生のその後が描かれています。前作ではやばいやつだなーくらいにしか思ってなかったけど事情を知ると同情してしまいます
-
0
-
-
5.0
小説みたい
小説を読んでいる気分になります。
絵がきれい。
同性愛を扱っているけど、それがメインのテーマではない。
どこに向かっていくのか?気になる。by ぼんじりぼんじり-
0
-
-
5.0
連鎖
今、読み終わって浮かんだのはこの二文字。
ずっと気になっていた「柳田」のその後の物語。
彼につきまとっていた不穏なぐじゃぐじゃが更に大きくなっていてとても心配…。
未読の方はぜひ『スメルズ・ライク・グリーン・スピリット SIDE-A/B』もおすすめします‼︎
新たに登場する渚くんの存在も行動もとても強烈。
この連鎖は、誰かが誰かの被害者である、という見方もできるけど、どうか、被害者、加害者という感じ方を振り切れるようなラストを見せて欲しいです。
永井先生の漫画に登場するキャラクターは、皆、苦しんでもがいて自分の居場所を生み出していて、そこにとても勇気づけられます。
どうか、柳田と渚くんにも光を。by カコ-
0
-
-
5.0
気になってた
「センコウガール」「スメルズ…」からの作者買いです。スメルズの中の柳田先生が姿を消したままなのが気になってたので、このシリーズが始まって嬉しいです。
この作者さんは、表現こそグロい?ところもあるけど、最後は必ず一筋の光を感じさせてくれるので、モッさんが救われる事を期待します。by 匿名希望-
0
-
-
5.0
柳田先生のその後
私史上の最高傑作「スメルズ・ライク・グリーン・スピリット」のスピンオフ。
三島を襲って失踪した柳田先生のその後。
前作を読んでからの方が良いかもです。
BL界では間違いなく名作の部類に入る作品です。
誰にも受け入れられない、誰も愛してくれない。
絶望の末に失踪した柳田。
ただただ死に場所を探して彷徨い続けるうちに「もっさん」という謎の妖怪みたいな噂の根源になっていきます。
変えられない性癖は自分自身を苦しめ、生を終われないもどかしさは、いつしか人を、愛した少年を呪って、でも結局は自分を呪って生きている。
それが生きる事以外全て捨てて山田と名乗っている柳田です。
余談ですが、前作同様人の噂や陰口が人を苦しめる描写が皮肉めいて描かれています。
それこそ目に見えない悪ですよね。
以下続きです。
前作ではなんて不気味なヒールだ!と思ったら書き下ろしで見えた柳田の過去。
恋愛対象が同性だと自覚してしまったと同時に、自分は異常だと悟ってしまった少年期。
惹かれる少年は初恋の彼の面影を宿している子ばかり。
本当に救われない。
あれからも、誰にも理解されなくてずっと孤独で彷徨ってたんですね。
そこに現れた渚。
彼もまた大きな闇を持っていそう。
15話までが一巻です。
山田として生きてる柳田の苦悩は、相変わらず彼を取り巻く「ぐちゃぐちゃしたモヤ」で表現されてます。
渚に受け入れられて初めて感じた幸せ。
モヤも晴れ、花畑も見えたりする程浮かれてるけど、本当はちゃんと分かってるんでしょうね。
これはダメな事だと。
次号は渚の背景が描かれるのかな。
とてもとても重い物を背負ってるような不穏な少年。
だって柳田と同じ暗い目をしてる。
光が無い黒目。
こんなに苦しんでるんだから幸せになってもらいたいけど、それも難しいのかな。
永井先生だしなぁ。
それでも最後まで全部読んでみたいです。
どんな結末も受け入れる覚悟で2巻の発売を待とうと思います。by よしのくず-
7
-