【ネタバレあり】はだける怪物のレビューと感想(3ページ目)
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こんなに愛し合ってラブラブな林田さんと秀那くん。でも林田さんの過去のトラウマがこの2人を苦しめます。初めて本気で人を好きになった秀那くんが林田さんに翻弄されながらも真っ直ぐな気持ちを林田さんに向けるところがとても切なくて泣けました!前作と合わせてめちゃめちゃオススメです!
by 匿名希望- 0
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4.0
結果は賛否両論かもしれませんね。
「錆びた〜」のスピンオフの様です。
それと知らずに読み始めましたが、前作を知らなくても堪能できました。
トラウマものは、どちらかと言うと被害者側を擁護するだけの作品や風潮が主ですよね。
しかし、この作品では、加害者側の心の奥まで切り込んでいるのに、責めてドロドロになったりしていない。
周りが手取り足取り段取り踏んで解決へ導く様な、チープな結末でも無いのが良かったです。
周りには理解し難い、2人にしかわからない解決の形もある。支えているパートナーにですら、そこまでは踏込みきれないもどかしさ等、リアリティがあってコミカルなシーンも多いのに、しっかり泣けました。
主人公2人と元カレの、3人の視点で描かれていますが混雑した感じは全くありません。それぞれの立場で、相手のことを心から思っているのが痛いくらい感じられてエンディングは幸せな気分になれました。by はこねのはこ- 5
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5.0
最高です
完全なる作者さん買いです。
仲良く付き合い続けていますが、デレが外で全く出ないような林田さん。
そのギャップにやられたのは、秀那君だけでは無いはずです。私も一緒~。
ちょっとだけ真山と弓も出てきて。弓の表情がとても穏やかで幸せそうで。そこが見られたのが単純に嬉しかったです。
前作はもちろん、『錆びた…』も是非とも読んでください。by まちゃコミック- 4
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5.0
ほどけてはだけた心
「錆びた夜でも恋は鳴く」で弓に手をあげていたかんちゃん事・林田の「ほどける怪物」続編、たぶん最終章です。
前作で秀那との紆余曲折の末、やっと好きだと言えた林田さん。
好きだから傷付けたくなくて、傷付けてきた自分が怖くて雁字搦めにしていた心を自ら緩め、それを秀那がほどき始めた前作。
幸せになって、と強く思ったのを覚えています。
そして、今作。
会社も同じで頻繁に行き来していた2人に、転勤という物理的な距離ができました。
秀那はいつも彼女はいたけれど、恋愛に本気になった事が一度もなかった。
でも本気で好きになってしまった林田さん相手に、感情のコントロールが上手くいかなくてもだもだします。
一方、林田さんも過去の罪に囚われていて、自分を抑える癖から抜け出せないでいたのです。
本当に切ない。
転勤に不安と寂しさを感じる秀那。
不安と寂しさを隠す林田さん。
未だに強く心に巣食うトラウマ。
東京と大阪。
そして大阪で秀那は背中に火傷の跡を持つ人物と出会うのです。
どうして好きだけじゃダメなんだろうと、読んでいて焦れて悲しくなります。
と、同時に負けるなとずっと心で繰り返しながら読みました。
本編に所々出てくるかんちゃんの暗黒の数年がとても痛々しい。
酷い会社でズタズタになった精神。
救いのはずだった弓の中にずっといた他の誰か。自分の家族の重圧。
徐々に心が死んでいってしまってたんでしょう。
この期間の出来事が、単行本の上巻に付いている『薊』でもっと掘り下げられて書かれています。
本当に『薊』は読んでて辛かった。
重いお話ですが、やはり笑えるところもあるしエロも濃厚でした。
でも単行本の方が修正が甘々で結構ばっちり見えてます。
電子は白抜きでしたね。
単行本も買って損なしです。
やっとほどけた怪物は、愛ではだけるのか。
心を曝け出せるのか。
どうぞ是非、2人の恋を見守ってください。by よしのくず- 14
5.0