みんなのレビューと感想「この背中に爪を立てて」（ネタバレ非表示）（3ページ目）

センチメンタル

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昔観たアメリカ映画で、ゲイのラブストーリーを思い出した。
自然に始まる恋心と、不自然な現実 不安な未来。それは同性愛は異質だという観念が根付いているからで、現代になってその固定観念は、昔に比べれば薄くなってきたように思う。それでもやっぱり・・同性で添い遂げるには、色んな事に縛られて生きている人間には簡単な事じゃないよね。

大人になれば良い恋愛ができる訳ではないし、若いから分別が持てないとは限らない。
トシの様に自分の心に硬いフタをして、都合の悪い事にはわざと気付かぬように生きるのも有りだと思う。

でも正直、美穂の愛し方は残念だと思ってしまった。義孝はトシと別れて新たな恋が出来たかもしれないのに、結婚した事で結局トシを引きずり続けたし、美穂は愛する男に抱かれる事も無い。家族愛は生まれても、それは美穂が求める愛ではなかったはず。愛してくれなくても良いから付き合ってというのは、酷いエゴだ。

なんだかんだ言って、固定観念が強そうだった歩が誰よりも同性を愛する現実を受け入れ、覚悟を持っていた。
痛みを受け入れて、覚悟を決めて愛に挑む人に敵うわけないよね。
とても素晴らしい作品でした。

3角関係はあまり好きではないのですが、これはすごく惹かれて読み始めました。面白いし、きゅんとしました。

カッコいい！

小悪魔風の美大講師の坂東(受)はゲイで学生の頃関係のあったバーの店長のトシを今も忘れられないでいて、しかも既婚者。
そんな坂東にバーのバイトの歩(攻)は一目惚れしてしまう。
最初は坂東に翻弄されるけど、本気になった歩は逆に坂東を翻弄していくのが堪りません。
ラストの歩がカッコよくて坂東がキャラ変してるのが面白いです。
この2人の続きがもっと見たいです。

不倫と友情と純愛が絡み合う

最初の数ページは、青年雑誌のハードボイルド調のテイストだったので『あら、表紙とイメージが…』と思い、これは好みじゃないかも…と。
が、読み進めていくと、だんだん絵が柔らかくなってきます。
なによりストーリーが面白く、最後まで読んでしまいました。

当初、受けの義孝は、ピュアな青年を惑わす小悪魔風。
攻めの歩は、面白いように義孝に翻弄されますが、いつからか立場が逆転。

途中から出てくる義孝の妻、美穂。
出番は多くないですが、BLにしては珍しい、重要な役どころの女性。
彼女は、常に後ろめたさと切なさを持っていたのだろうな。

そしてわりと始終ゆるくクズだった店長。ある意味、彼が一番大人なのかな？

この四角関係がどうなるのか、ドキドキしながら読みました。

ちょっと小説を読んでいるような感覚に陥りました。

展開の緩急が絶妙！エロも申し分ない。

最近のキラキラした少女漫画のような展開のBL漫画に飽きた方に是非とも読んで頂きたいです。
男同士の恋愛の複雑さ、苦悩や困難、その先にある幸せを描いた作品です。
この作品はとにかく展開の緩急が絶妙で常に胸を締め付けられます。
複雑な人間関係が織り成すストーリーではあるけど、決してわかりにくくはなく、ページを進むごと見えてくる人間関係にどんどん引き込まれて行きました。
エロさもややハードな貪るようなシーンが多く、それでいて甘さも感じられるスケベには大変嬉しい作品でした。

良かった

理想の攻めを見れました～！オスって感じの絵も好みで良かったです。もう少し先の展開も読んでみたかったです。

かっこいい

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真面目な攻めがかっこいい。親友に弄ばれた受けは、ゲイなのに女性と、結婚。なかなかヘビーな環境だった。丸く収まってよかったけど、受けにとっては親友を好きになったのが全ての不幸の始まりだったなー。

格好いい

主人公の男性が、硬派な雰囲気でイケメンです♡BLはちょっとスリル？！が多い気がしますが、それがさらにドキドキしますー♡

実際に

現実でも世間体を気にして同姓愛者でも結婚をして無理して生きてる人がいるのだろうなと色々考えさせられました。最後は本当の自分になれて良かった！でももう少し先の話が見たかった。

カッコ良すぎる…

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絵がちょっとハードかなぁ…と思いつつ読み始めましたが、主人公の歩がキャラ的にカッコ良すぎて、このくらいのハードな絵でないと彼のカッコ良さは表現しきれないかも！っていう結論に自分の中で落ち着きました♡

心の駆け引きありーの、ストレートな愛情表現ありーの、そしてかなりエッチで、何より、道徳的な引っ掛かりを男前に精算しまくってあんなカッコいいラストを迎えるなんて…(//∇//)

最高に満足する読み終わり！

何年待たせたんだろう？歩は今どんな仕事する人になったんだろう？などなど、妄想掻き立てられるところで終わったんで、是非アフターストーリー (短編でよいので) を書いて頂いて、この興奮をどうか治めて頂きたい！ (切実)