【ネタバレあり】[小説]引き立て役令嬢ですが、お忍び王太子に愛されていますのレビューと感想

決して悪くはないのだけれど、主人公カップルの最大の山場が「侍従だと思っていたら実は王太子でした」というくだりなので、タイトルでネタバレしてる読者としてはイマイチ盛り上がりに欠けた印象
玉の輿狙いのラモーナが王太子の振りをしていた侍従に調・教されていたり、周りに振り回されていたとばかり思っていたキャスリンが実はラモーナの婚約者と結ばれたいがためにこの計画を立てていたなど、作品として色々作り込まれているのはわかるんですけどね
個人的にはもっとキュンキュンポイントが欲しかったので星３つで

ヒーローである王子を、侍従だと信じて恋に落ちたヒロイン。

惹かれ合っていくなか本当の事を話したいけど事情があって話せないヒーロー。

後半に真実が明らかになっていくんですが本物の侍従と王子の妃の座を狙ってた御令嬢カップルの言動が凄すぎて主役の影がちょっと薄くなってた気が…。

真実を伝えてからのヒーローの行動が強引だったかなぁと。ヒロインを自分のものにしたかったんだろうけど。

結局どちらのカップルも(侍従と御令嬢はなんかちょっと珍しい感じにまとまっていますが)ハッピーエンドです。

読みやすいですが途中から展開が早かった気がするので☆３にさせてもらいます。