【ネタバレあり】色恋は、煮ても妬いてものレビューと感想

是非最後まで読んでほしい

はるこ先生の作品、初めて読みましたが、最近にはないストーリーで良作でした。
完太の態度に最初はいい加減な奴だと思いましたが
読み進める内に跡取り同士、将来的にどうしたらいいか考えたら
容易には肝心な言葉を言えなくなったんだとわかりました。
若いイケメン大学生の登場は完太を焦らせたみたいだけど
完太も将来の見通しがたったタイミングだったから思いを告げられれよかった。
最近商店街がシャッター街になる所が多い中、そうならないように策を練る完太
チャラそうに見えて由香里と一緒になりたくて頑張っていたんだね。
本当は2人の結婚式も見たかったけど、娘を嫁に出す父親がいい味出していて
これはこれで良いラストでした。

ハッピーエンド

同じ商店街にある、魚屋の跡継ぎの由香里と、
肉屋の完太は幼馴染。
完太は由香里が自分のことを好きなことに胡座をかいて、肉体関係を持ちつつ、曖昧な関係を続ける軽薄な男。自分がモテることもわかっていて、由香里のお父さん（銀二）には嫌われています。笑
娘の将来を心配した銀二は、アルバイトでやってきた大学生のゆうくんを激推し。由香里の気持ちは揺らがなかったけど、焦った完太が由香里との結婚に向けて奮闘して、由香里と完太の立場が逆転する情けない感じがよかったです。

全話無料で読みました。魚屋のゆかりと肉屋のかんた。お互いお店問題あって好き同士なのに結婚できるのか？ゆかりのお父さんがなかなかいい味の昔のオヤジで面白い。

魚屋とお肉屋

幼馴染みというか、腐れ縁の二人。女の子は若い男の子のバイトくんとも恋に落ちることができたのに、肉屋を選ぶか～私ならバイトくん。と思いながら読んだ。

ラストがあっさりすぎて物足りないかも

24話完結なのでサクッと読めました。
よくある幼馴染ものだけど、昔ながらの商店街でお互いが魚屋と肉屋の跡取りで恋愛以外にも悩みがあり…という設定が面白いです。
魚屋の由香里はずっと肉屋の完太を好きだったけど完太の気持ちはわからず。完太もハッキリしないままキスしたり体の関係になったり、態度がちょっと俺様だったりして始めの方はあまり共感できませんでした。
結果的にはハッピーエンドだし、心の中では完太も由香里のことが好きだったと分かったけど、魚屋に北村君が来なければあいまいなまま続けていたと思うし、なんとなく完太がズルい奴というか好きになれなかった。

イケメン2人

なんか優等生みたいな素敵男子と、
ちょっとぶっきらぼうな男の間で揺れる、みたいのはるこ先生のオハコな気がする。いつもドキドキします。

ありそうな等身大の設定が良い

商店街の幼なじみ同士の恋愛です。主人公もお相手もどちらもそれぞれの店の跡継ぎで、セフレと思いきや、実は相思相愛でしたという展開です。ありそうな等身大の設定が良いですね。

ダダ漏れ

最後良ければ全てよし？うまくまとまりましたねー。最後の方は愛情ダダ漏れでしたが、最初はなんとなくねちっこくてきつかったです。

宇宙人がいない😧

美波はるこ先生の作品なのに😥ｹﾞﾋﾝﾅ ｵﾄｺﾃﾞ ｵｷｶﾜｯﾃﾙ !

いつもの、対宇宙人ともそうだけど
普通っぽくても悩ましい設定持ってきますね。
面白いｗ😆

え？これで終わり？

読了の感想は、これです。
非常にあっさりと、結婚式場に向かう場面で終わり。しかも、別々の車で。
真向かいにある、肉屋を継いでいる息子と魚屋の娘の、拗れた関係。両方のバイトに入る、大学生の男の子。魚屋の父親は、娘を結婚させようと画策するが、その相手は…
コミカルな要素もいれつつ、軽いタッチで話は進み、ようやく挙式まで辿り着いたところでプツリ。でも何か、この先の展開が予想できちゃって、これはこれで可笑しい。無駄に長くなるよりは、読者の想像力に委ねる方が効果的だと思われたのでしょう。
楽しさと、これからの幸せが後を引く、素敵なお話でした。