【ネタバレあり】アロマチック・ビターズのレビューと感想

ガラケー、六本木ヒルズ、昼シャン、だいぶ前の作品なんだなぁと思いますが、さすが桜沢エリカ先生、登場人物それぞれの恋愛、夫婦関係、キャリアなどに対する気持ちの動きが丁寧に描かれていて全く古さを感じずに読み入ってしまいました。この作品に出てくる女性達は強い。過去を振り返らずに自分の道を前に進んでいきます。男性達は皆ちょっと未練がましい印象でした。

今読むと…

当時はピッタリ来てました。感性に。
今読むといろいろ違和感。
夜のお店の人がお客に対してああいう態度取るわけないし、あくまでも客だし。
広行がいうセリフで、ランチのお店こどわるなんてギャルだな…とか。ギャルだったら、マックでオーケーなはずですよ。安い店で。
いろいろ感覚がズレていると思いました。
あー、ほんとの彼女だったら彼氏のお店来ないですよ。普通は。

大人の女性のお話

大人の女性達の理想と現実といいますか…
妥協すれば楽なのは分かってるけど、自分の事には妥協できない現実。
ドライ過ぎず甘え過ぎずカッコイイなぁ…と私は思います。
どこかリアルで、でも憧れる女性像です。

エリカ節炸裂❗️

避暑地の情事、ウラヤマ過ぎる～❗️
しかも、ゴージャスな別荘に料理の上手なイケメンバーテンダー❗️
エリカ節炸裂デス❗️
はまる～😆

作者買いです!絵柄もとてもオシャレな感じで良いです。避暑地の山道で迷った年下バンビ君、一夏の恋って羨ましいですが、考えちゃいますね。

どうすれば抜け出せるのか分からない、好き嫌いだけで簡単に白黒ハッキリ答えを出せない感じが、すごくリアルに描かれています。