みんなのレビューと感想「エイリアン・アイドル」（ネタバレ非表示）

考えさせられる

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個人的にとてもおすすめな漫画です。
本があるのならば買いたいし、62話まで読みましたが続きをとても楽しみにしてます。

この作者の方はこの漫画の中のさまざまな問題に対し、自分なりに深く考察されている方なんだと思います。
身体的な性、社会的な性、現代の社会的に画一化された男女それぞれの美しさの概念、性差別…さまざまな問題を深く考えさせられます。

主人公達の性の概念は違う世界の住人だった為、読んでいて理解できない感覚はありますが、だからこその現代の性をめぐる数々の問題に対して疑問を持ち、それに対して真正面から悩み考え行動する。
読んでいて共感したりハッと気付かされたり、自分はどうなんだろうか？と考えたりしました。
「〜らしい」に振り回され、今の社会で自分が自分らしく生きることは難しく、それは誰しもが感じたことがあると思います。

絵は安定しててとても綺麗です。
一見ひと昔風な雰囲気がありますが、青をベースにした色彩も合わさり、なんとも言えない独特な世界観が良いです。

とても先進的

絵柄は正直言って一昔前感が半端なくて…うーん？って感じだったんですが、高河ゆんとか、ちょっと前のwings系が好きな人には往年好まれる感じの画風ですよね。
近未来感もそんな所にリスペクトを感じます。
そんなんで初めは内容も堅く、画風が懐かしいわ〜…と、そればっかりだったのてますが、地球社会とのギャップに悩みつつも頑張るラーマのみんなは素直に応援できます。
作中は星単位のカルチャーギャップですが、海外の方が日本で感じるマイノリティ感ってこういう感じなのかな？と考えさせられます。
現代社会で話題になっているジェンダーレス、同性愛、同性婚、先進的な問題提起はこれからの時代に切り込んだ内容です。
更にストーリーでは種の保存、少数生き残ってしまった彼らの進む道の葛藤という描き方で現代の少数民族の存在意義と進む道も重なって見えてくるのかな？なんて。
重たくて深刻な題材ですが、どのように魅せてくれるのか今後に期待しています。

どんどん面白くなってきた！

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さいしょは、絵が綺麗！でも設定を盛り込みすぎな設定かな…くらいにしか思わず盛り上がりに欠ける気がしてました。

でも無料話以降、ラーマでの過去…両親やロードとのことが明らかになり、スッキリ。
そこからぐんと、ライに感情移入して読めます！面白くなってきました！

進んだラーマ文化との違いは、いまの私たちの社会の精神性の課題であり、葛藤するライがどう乗り越えていくのか見守りたいです。
また、性未分化変存体であること、ロードの生死、恋愛模様、アイドルとしての活動など、先はまだまだ読めません。毎週楽しみに読んでいけそうです！

とりあえず…ユウキ、いい奴！笑

じわじわきます

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ちょっと昔風で、空気感というか静寂を感じる綺麗な絵柄だと思います。お話は、星が消滅して地球に逃げてきた宇宙人が素性を隠してアイドル活動を、という設定です。かわいい場面も合間にありつつシリアスで内省的です。絵柄が淡々としていて不思議な感じです。
地球人とは違って、体の性別を後天的に決定する種族という設定が男性アイドルとして活動する主人公の葛藤になってて、この後どうなるんだろう、となんとなく途中で止められず毎日無料分を読み続けてます。
主人公が様々な場面で、「◯◯なんだから、こうでないといけない」っていう芸能界？世の中？のお約束に真っ直ぐ、芸能活動に差し支えないように「そうじゃない」って声をあげてくれるのが気持ちよくなってきました。

すごく好き！

広告で流れてきたこの漫画のためにめちゃコミに登録しました。絵は綺麗だし話もほぼ地球人と同じ異星人がアイドルになるという話で、主人公は男の子だけど女の子で、自分の好きな要素満載でした。多分これは韓国アイドルの話なんですよね。また日本とはアイドル文化が違うのも面白いし、男女差別やルッキズムなど問題点は似てて考えさせられる話です。続きがすごく気になるので、早く全部読みたいし一気買いしたいです！

とても気になる漫画です。

ライの言っていること思っていることは、至極真っ当なことだと思います。特に日本の常識とは違うものですが。人間としてではなく魂のレベルとして、地球人より遥かに次元が高いと感じます。これを読んでいる方はそれを感じるでしょうか。

特に日本人は人を見る時、既存の枠に当てはめてその人がどういう人かを決定し、理解しようとします。男女性別や年齢や見た目、学歴や職業や収入などで比べ、優劣をつけて人を判別しようとします。

そうではない私たちが人を見る時、相手が有名人や大企業の社長、有名大学の教授、教祖、はたまた子どもであっても、ただの人間、一人の人間として見て入るのです。私たちが見ているのは表面的な所ではありません。個としての人間であり魂であり存在そのものを、表面的な情報や肉体を通り越したもっと奥に見ている感じです。

慣習などは形骸化していてほとんど内容はありません。元々の意味は失われていて、そこに心は篭りません。強要することは本来ナンセンスであるのに解らない。そんな社会には馴染めません。嘘をつくことは自分の心を偽ることであり、苦しいのです。

ライ、宇宙から来たエイリアン。自分が自分として存在するという輝き。強く美しい光を感じます。その姿に、これからの地球人の姿を見ています。

絵が好き

絵がきれいです。幽遊白書をもっと少女漫画よりにしたような端正な感じ。また故郷を追われた宇宙人という設定やアイドルとして着飾った絵は、萩尾望都先生を彷彿とさせるようです。読む人によっては古い感じ、という印象を抱くかもしれませんが、私はそこがとっても好きです。
BLじゃないけどBLに見える要素もあるので、今後とても楽しみです。

真摯なジェンダーストーリー

荒削りの高河ゆんみたいだなと思いながら読み始めましたが、女性の苦しみ、社会のバイアスをここまで真摯に描いている作品はないと思います。
世の中には、女性であることを利用している女性もいるし、シンゴのような酷い男性ばかりでもないのは事実ですが、ここに描かれているようなデジタル性暴力が頻々とあるのも現実です。
それが社会的なバイアスでさらに二次被害を生んでいく。。ミーハーな気持ちでネットニュースを見ている私達も加害者になっているかもしれない。自分は女性だし、フラットな気持ちで生きていると思っていましたが、この作品から本当に男女共に幸福に生きていける世の中になるためには考えるべきことが本当に沢山あるのだと学びました。ここから先も、物語の展開が深みを増していきそうですが、楽しみにしています。頑張ってください。

期待してます！

ビカビカの表紙に囲まれながらローテク感が逆に目立ってて思わず読み始めてしまいました。今この絵柄でこのジャンルでこのテーマを敢えてぶっ込んでくる心意気、嫌いじゃないです。
懐古趣味なだけじゃなくきっちり現代のセンスでリデザインしてくれてると思います！
最初は少し単調ぎみに感じてどうなるかな～と読み進めて来たけど、自分としてはBL感を出してきてくれた所で期待が高まりました。
アイドル達の関係がどう変化するのか、行方を見守らせて頂きます！

古くて新しい

この古い絵の感じが懐かしく、一周回って新しく、好印象です
ＳＦで性別が未決定の設定、萩尾望都の「１１人いる」を思い出しますね。
テーマも深くて、音楽に対する考え方も共感できます

ただ登場人物が多くて、一人一人の描き分け（絵的にも性格的にも）がはっきりしていなくて分かりにくく、
（アイドルグループの人数はもっと少なくてもいいんじゃないかしら？）
コマ割りとか展開とか構図とかが、ちょっと拙い？なんだか見にくいんですよね。
無料分は読みましたが、課金するかは悩みます