みんなのレビューと感想「空が灰色だから」(ネタバレ非表示)(2ページ目)

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4.3 評価:4.3 15件
評価5 60% 9
評価4 13% 2
評価3 20% 3
評価2 7% 1
評価1 0% 0
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  1. 評価:4.000 4.0

    空が灰色

    タイトルからして、闇を感じさせる作品です。漫画の中でさりげない日常の中に人の闇を表現するのがうまいと思いました。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    面白い

    面白い、というか面白くなりそう。主人公19歳。多感な時期だよね。見ていて、わかるなぁと思う場面が沢山でした。

    by 匿名希望
    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    ざわつく心の空の色

    説明不能の「心がざわつく」思春期コミック、というのが売り文句だが、このコピーは完璧だと思う。

    漫画の表現として、圧倒的に斬新だ。
    この唯一無二ぶりは、突出している。
    本作と似ている漫画を読んだことがない。
    というか、きっと、無理なのだ。
    例えば、「ドラゴンボール」や「スラムダンク」や「ジョジョの奇妙な冒険」を真似することは出来ても(そのクオリティーは別にして)、この漫画を真似することは、多分、出来ない。
    それほどまでに、突き抜けたオリジナリティーである。

    そして本作は、おそらく私が読んだ全ての漫画の中で、最も説明が困難な作品でもある。
    「どんな漫画なのか」と問われても、私は、答えられない。
    また、「読んでどんな気持ちになったか」と問われても、答えられない。

    悲しみとも、苛立ちとも、怒りとも、切なさとも、歯がゆさとも、違う気がする。
    それでいて、その全てがあるような気もする。
    敢えて言うなら、まさに「心がざわつく」ということになるかと思う。

    もしかしたらそのざわつきは、決して言葉に出来ない想いに囚われながら我々が過ごした、思春期という時代そのものの影なのかもしれない。
    私たちがこの作品の中に見るのは、かつて自らが抱いていた、名前も行き場もない、若い想いの欠片なのかもしれない。
    そういう意味では、これほど克明に「あの時代」を描いた漫画というのは、他にないのではないかと思う。

    そういえば、「あの頃」に私たちが眺めていた心の空は、白にも黒にも染まらないまま、何となく、灰色だったような気がする。

    by roka
    • 7

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