さっちゃん、僕は。

みんなのレビュー

1. 5.0

   2022/08/20 17:32

   さっちゃん、正解です

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   大好きな彼女さっちゃんとエッチしたいけど拒まれて、でもお年頃だから隣の人妻と不倫関係になってしまった主人公。
   それでも彼女とは遠距離恋愛を継続、レアな文通も続けてる、心の健康はさっちゃんで保ってるといったところか。
   不倫相手の夫婦が、また困った夫婦で。
   主人公のことを好きな同級生がいちばんまともかな。
   学生の主人公にとっては不倫の代償はとても大きかったのに、年をとった主人公とあの人の娘と何かが始まりそうな終わり方で闇を感じました。

   by おもちだんご

   • 5

2. 5.0

   2024/06/23 19:28

   最後まで読めば…

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   最初は彼女がいるくせに
   最低だよ！って思っていたけど
   読み進めるうちに彼を応援したくなったし
   幸せになって欲しいと思った
   本当のクズは自分の気持ちより欲に負けて隠し通してでも
   浮気するやつ。彼はさっちゃんを好きと気づいてからは
   浮気はしていない。
   さっちゃんに対しては本当の気持ちに気づいてから
   向き合ったけど、さっちゃんはずっと蟠りになっていて
   結果、フラれたのは仕方ないと思う。
   そこからは後悔と未練で充分に苦しんだし
   長い間、彼女を作れなかったし
   禊は済んだと思う。慰謝料もちゃんと完済したし
   さっちゃんは結婚して幸せになったんだから
   彼も幸せに生きて欲しいと思った。
   浮気相手の彼女も反省していた。
   変な夫婦だなぁとは思ったけど。色々拗らせ過ぎてた。
   独身のままアラフォーになった彼が付き合う事になっな彼女は
   皮肉なもので…
   でも、彼が幸せならアリかな。その後の2人は
   それなりに上手く行きそうな感じだったから。
   賛否あれど私は面白かったと思ったし好きな作品です。

   by いもすけおやぶん

   • 2

3. 4.0

   2021/12/28 16:50

   絵が好き

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   この作者さんの絵が好きで読み始めました。ストーリーはなかなか病みが深かったです。
   人を好きになることがない、なんちゃら障害という名前がつきそうですが、そんな主人公が高校時代にさっちゃんと付き合いだし、大学進学とともに遠恋になり、隣人の既婚者と不倫になります。
   そこに愛を見出すわけでもなくたんたんとさっちゃんを裏切り続けます。
   読者によってさっちゃん側、主人公側に思い入れが分かれると思います。
   さっちゃん側からしたらただただ傷つけられ別れを選ぶしかないでしょうし。主人公側からすれば酷いことをしているけれど自分には止めることができない、とかなんとか理由をつけてずるずると関係を続けたいのかな？読んでいてクズっぷりに嫌気がさすのですが絵が綺麗でつい見てしまいました。
   月日が流れエンディングを迎えるわけですが、最後の最後に皮肉が効いている？
   そこをどう判断するか、楽しめるかは人それぞれでしょうか。

   by 怪々奇奇

   • 3

4. 5.0

   2024/07/31 8:29

   さっちゃん、僕は。

   なんとなくドラマ化されたので
   漫画も読んでみました。
   
   「さっちゃん、僕は。」
   このタイトルを読んで、
   このセリフを言う瞬間、
   言われた方の気持ち
   また言う方の心情がどんな展開で
   どんなシチュエーションなのだろうかと思いを馳せた。
   
   2人の気持ちもわかる、
   上京して寂しさもわかる。
   隣の夫婦もちょっとおかしいのもわかる。
   
   若さゆえ、ってのもあるだろうけど
   さっちゃんは先に進んだのね。
   
   結末は・・・賛否両論でしょうね。
   
   救われたのかな？

   by Victoria＆

   • 1

5. 3.0

   2022/01/30 13:05

   つきまとう違和感

   恋人を故郷に残して上京した主人公の男が、東京で人妻と関係を持ってしまう話。
   
   絵は小綺麗で、読みやすかった。
   ただ、登場人物たちの感性とか価値観とか行動原理とか、そういう核の部分について、終始違和感がつきまとい、私は上手く入り込めなかった。
   特に主人公の浮気相手である人妻の、成人漫画のキャラクターようなアグレッシブさや、その夫の訳のわからない造形には、首を捻った。
   彼らは主人公とは違って大人であるゆえ、余計に。
   
   肝心の主人公に関しても、作品の主題としては、その人間的な弱さや醜さを描きたいのだと思うのだけれど、そこに思い切りみたいなものが欠けていて、中途半端になっている印象は拭えなかった。
   
   まあ、気持ちはわからないでもない。
   人間の暗部なんて、そう簡単には覗き込めない。
   それと向き合って描ききるのは、とても怖い作業だと思う。
   他作品との比較はあまりフェアではないが、そう考えると、押見修造なんかは、やはりとんでもないな、と思った。

   by roka

   • 3

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