4.0
辛い
花魁系の漫画何冊か読みましたが、中でもこれは辛い。日記だからほぼノンフィクションのようだけれど余計同じ女として辛い。貧しい家庭に産まれたら所詮こんな扱われ方をするのか。と。
酷すぎる昔の世の中に苛立ちさえしてしまう。
春駒さん…いつか幸せになって欲しい。
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花魁系の漫画何冊か読みましたが、中でもこれは辛い。日記だからほぼノンフィクションのようだけれど余計同じ女として辛い。貧しい家庭に産まれたら所詮こんな扱われ方をするのか。と。
酷すぎる昔の世の中に苛立ちさえしてしまう。
春駒さん…いつか幸せになって欲しい。
森光子さんという実在の人物(放浪記で有名な大女優の森光子さんではない)が書いた日記が元になっているようです。
東京での仕事の内容をろくに知らされもせず、19歳で売られた時点からお話は始まります。
彼女の絶望や悲しみ、恨みなど一言では言い表せない感情を記すことで、生きる支えにしていたのかもしれないと思いながら、読みました。
レビューには、主人公に対して辛口の意見がありましたが、冷静な観察眼、忍耐力がないとこのような日記は残せないと思います。
ご本人の森光子さんは、吉原を出た後、娼妓を自由廃業し、結婚されたそうですが、その後のことは分からないようです。
残された日記も一度絶版になり、再販になっているようです。過酷な状況に置かれた当時の娼妓を知る貴重な史料の一つであることは間違いないと思います。
ただ、本作は、絵が時々コワイので−1にしました。
女を売り物にして、買う人がいたなんて信じられない現代ですが、怖くて可哀想な話だと思いました。絵は綺麗で読みやすく、嫌な人の表情が、悪役らしく書いてあって本当に憎たらしいです。なんだか幸せな結末にはならない気がする。
この界隈の歴史は明るいだけじゃない世界なのが当然。夢みがちな漫画が多いなか、しっかり現実が盛り込まれていて、この暗さがとても良かったです。現在にも残っている資料の花魁道中などの当時の写真を見ても、美しいだけでなく不穏な暗さが出ていますが、同じような不穏な雰囲気と仕方のない美しさが出ていて、歴史が好きな人には面白みがある作品だと思います!
吉原の時代漫画だけど以外と面白くて次々と見てしまった笑笑
時代が少し違うマンガはあまり読まないけどこれはすごくよかったです!
昔こんなことが許されてたなら日本という国はおかしなところだったんですね。貧しいからって自分のこを売るなんてありえない
昔の日本で貧しさゆえに奉公にだされて辛い思いをした子供たちがいたと思うと、二度とそういう悲しいことが行われないといいなぁと考えさせられる漫画でした
日本文化とは言え誰もそこがどういうところかなんて、詳しくは教えてくれませんから、すごく興味深く読ませてもらいました。
読み物として面白いです
この手の漫画大好きです。貧しさから吉原に売られて強く生きていく主人公。一昔前は女が売り物だったことにびっくりです。
広告から気になり読んでみました。遊郭や花魁って何となく分かっていたつもりでしたが、楽しく読める内容ではなく、主人公がただただ可哀想。まだ途中なので今後の展開に期待です。