みんなのレビューと感想「きみを死なせないための物語」（ネタバレ非表示）

正統派SFの面白さ

竹宮惠子や萩尾望都など、往年のSF少女漫画を彷彿とさせる骨太なSF漫画です。
各話ごとのサブタイトルに有名なSF小説のタイトルをもじってつけていたりして、SFファンならクスッと笑えるお遊び要素もあり。

生命とは

久しぶりに面白いSF漫画に出会いました。
宇宙コロニーに暮らす人々。発達した契約社会と管理社会。ふと、差し挟まれるノスタルジックな風景。
よくある舞台のようで、不思議な新しさ。
クライマックスへの流れと最後のオチには、ドキドキしました。

掲載誌「ボニータ」は、この連載より少し前に読むのをやめていたから、こんな面白い漫画を知らなかったよ。電子図書で出会えて良かった。

細かいことですが、あらすじ文中の「ネオニテイ」は「ネオテニィ（neoteny）」の誤植ですね。

重厚なストーリーと骨太な設定で、読むのが止まらなかった！少しずつ明かされる世界観に色んな妄想をしながら読み進めるのが楽しかったです。

読了しました。ジャンルとしてはSFですが、外敵との戦いなどのありがちな設定ではなく、近未来に起こりうる人間ドラマ、といった印象を受けました。
8巻までが本編で、9巻は前日譚の位置付けです。

無料分読みました。ストーリーが壮大で引き込まれました。読んでいて何だか懐かしいような感覚にもなり、不思議だけど、続きがきになる作品です。

SF好きな方に

すごく好きな作品です。設定はすこし難しいですが、読み進めると納得できたり、謎が解明できます。物語の最初から最後までよく考えられています。

懐かしさを感じる話です

昔の少女漫画の、SFに通じるところがあり、なおかつ今のテクノロジーも反映されていて、懐かしさを感じるのに古さを感じさせません。もうすぐクライマックスなので、最後まで追いかけたいとおもいます。