終末の貞子さん
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あらすじ
文明が滅んでしまった世界。廃墟街の少女アイが妹と遺物の「びでお」を再生していると、そこから貞子ことサダちゃんが現れた!1週間で消えてしまうという貞子。他の人はいないの?と聞く彼女に、アイは他の人を探してみようと提案する。しかしアイは知らなかった。貞子が『まだ人が生き残っているのなら、全員呪いたい』 と思っているということに…。「貞子」は呪いのビデオから出てくる怪物。このビデオを見てしまったら最後、たとえ相手が子どもでも、1週間後「貞子」に呪い殺されるという――。
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みんなのレビュー
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貞ちゃんの心象風景
例えば「番町皿屋敷」というクラシックな怪談がある。
井戸からお菊ちゃんが出てきて「いちま~い、にま~い」と皿を数えるアレである。
これは当然、怪談の古典、悪く言えば時代遅れだ。
「いや、井戸とかねえし」というのが現代だからだ。
「皿割っちゃった?メルカリで買えばよくね?」というのが現代だからだ。
「リング」はもう、このあたりから凄くて、「井戸」という古典の怖いモチーフを踏襲しつつ、貞ちゃんは井戸から出てきてしかもテレビから出てくる、という二段構えであって、「いや、井戸とかねえし」という現代人の安全圏を取り払った。
しかし、そこからまた、時代は進んだ。
「呪いのビデオ」なんて言われても、もはやVHSなんか誰も見ない。
かといって「呪いのBlue-ray」とかだと、イマイチ怖くない。
実のところ、貞ちゃんもいつの間にか「時代遅れ」になったのだ。
本作は、終末世界を行く二人の少女と貞子のロードムービー的な漫画なのだれけれど、人類がほとんど滅びてもう呪う相手がいない、という世界は、何だか現代における貞ちゃんの心象風景みたいに感じられた。
無邪気な二人と、どこまでいっても悪霊でしかない貞子の、決して大団円を迎えるはずのない、可愛らしくもどこかもの悲しい道行き。
結末はわかっていたはずなのに、それでも少しだけ、胸が軋んだ。
そんなふうに作品を閉じかけておいて、ラストのラスト、貞子をもって「いや、私ってホラーの人なのよ」と唐突に主張させるような幕切れが、実に素晴らしい。
現代において改変され増殖され消費され続ける貞ちゃんの物語の中で、唯一、本作はちょっと、腑に落ちた。by roka- 6
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2.0
うーん...
ものすごい物足りない。
1週間だからかもだけど、なんで文明が滅んだの?どうやって滅んだの?なんで親は亡くなって子どもだけ生きてるの?親はこうなることを見越して食料を残してたみたいだけど、みんな貞子にやられたの?
これ映画と連動してるのかな?
全く別の話?
他に何か関わる話があるの?
もやもやとしかしない内容でした。by 匿名希望- 3
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4.0
ほんわかだけど切ないお話
不思議と引き込まれる内容で、気づいたら全部購入していました。サダちゃんは終末の世界で1人になった寂しい人たちを、ある意味では救ったのかなと思います。最後はちょっと現実に戻ってゾッとしますが、絵が可愛らしくてほんわかしながら読めます。
by こんこんこん- 4
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5.0
タイトルにひかれて
え?貞子って思って、ついタイトルにひかれてみてしまったー!子供たちのピュアさとほんとに貞子がこんなんだったらかわいいとおもってほんわか見てました。こんな面白いとゆーかやんわかな作品久しぶりにみて癒されました。ありがとうございます。
by にゃーちなん- 3
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4.0
貞子全盛期を知っているので最近の貞子は私の知ってる貞子と違います 笑
もっと、恐ろしい存在なのに可愛くて優しい癒し系になっています。呪う運命といえど元々は優しい女性なんだろうなと思います。by もち- 2
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