4.0
某自称美人手品師以来の貧乳ヒロイン
「地味・存在が薄い、あまり可愛くない、貧乳」と、ヒロイン灯は言われ放題だが、普通に可愛いぞ?
現にかなり早い段階で、スミレは灯にほだされている。
この作家さんは細くてもグラマーなヒロインが多かったので、この「貧乳」ネタは新鮮。
「ちっぱい」と言わず敢えての「貧乳」連呼が物語のスパイスになっている手腕は見事。
親の死でヤクザとも知らず騙され借金を背負わされ、近い将来風俗に堕とされるであろう天涯孤独の
貧乳ヒロイン(笑)灯を、人違いで救った?のはこれまたヤクザ(騙したのとは違うヤクザ)の跡継ぎ
スミレ。
初めは余命短い組長である父親に跡継ぎを認めさせるために、嫁の替え玉として灯を利用するが、組長
が奇跡の回復をしてしまったため、替え玉続行。そしてスミレは灯に愛しさを感じるようになってしまう。
ヤクザと言ってもこの作者さんなんで、お笑い満載のヤクザたち。
スミレは嫁の替え玉と知っている組員たちにも灯には手を出さないように命したり、灯を軟禁している
のは替え玉を逃がさないためよりも、姿を消した彼女を血眼に探す借金の債権者でもあるヤクザから灯
を守るためだったりと、灯への情にあふれていて胸がキュンキュンする。
そんなスミレに、人生を捨てていた灯も好意を持ち始める。
色々複雑だけど、灯はスミレと幸せになって欲しい。
ただ、灯はもうじき18歳っていうセリフがあるんだけど、今17歳!?マズくないか?
相手がヤクザだから有り?なのか??
いや、そこはナイナイ。
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