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本当に実話なの?
精神科で勤務する看護師です。
かなり厳しい意見になりますので、事前に失礼致します。
まず原作者の実話と書いてありますが、当時のことは朧気にしか覚えてらっしゃらないのですよね?
精神科の閉鎖病棟を随分と悪質に描かれていますが、それは自分自身が辛い目にあったという記憶だけで描写されているのですか。主人公のように自殺念慮がある方や、暴れる方など、そう言った方々は確かに身体を抑える行為を必要とします。
実際、男性の患者に暴れられると、私達が数人でかかっても抑えられない時があります。私はそれで肩を骨折し、友人は自分が精神を病み退職しました。もちろん、そのような方はごく少数で、落ち着いている方も大勢います。
嘘をついて退院して自殺未遂を起こすような方を、こちらも一般病棟に入れる訳にはいきません。そもそも、嘘をついた時点で、また再入院されていますが、場合によってはお断りさせてもらう場合もあります。作中で、オオカミ少年と言われていますが、その点に関しては口に出さずとも同意見です。
身体を抑える行為も好きでやっているわけではありません、せざるを得ない状況だからです。
精神科は私達が割り切らないと仕事が出来ない場所です。
いかにも精神科のスタッフが悪のように書かれるのは、正直不愉快です。
旦那様が薬剤師との事ですが、失礼ですが、事実なのでしょうか。
薬剤師なら、精神疾患がある方が医師の了解も得ず、勝手に断薬し妊娠するという危険性を絶対に知っているはずですし、簡単に作ろうか、子供なんて言えないはずです。
精神科の薬を止めるには、医師と相談しながら徐々に減薬すること、妊娠を希望する場合、必ず医師と相談する必要があることは医療従事者なら皆熟知しています。
失礼ですが、漫画として描かれることで、話を盛っているのではないでしょうか。
苦しいのは自分だけではない、今現在
入院している患者を見ている当事者として
大変失礼な事を長々とコメントさせて頂きました。
どうぞご容赦ください。
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