【ネタバレあり】性別「モナリザ」の君へ。のレビューと感想（3ページ目）

色々考えさせられる感じの漫画です。実際にはこんなことは起きませんが、どちらの気持ちも分かるので辛いです。

冒頭の悪魔が人を惑わすために残した物の3つは納得。すごく素敵な入り方でした。そして性別が12歳天秤が振れた方に決まっていく世界。
設定が現実とは違うけれど、精神的には同じ流れでは無いかな。

面白い

ある年齢に到達したら性別を選べる…なんて不思議な設定。ヒロインはどちらを選ぶんでしょうか。
でもなかなか更新されないので残念です。

主人公が性別がまだはっきりしておらず、そんな主人公が少しずつ、主人公に思いのよせる幼馴染たちにより自分の思いに向き合って変化していく感じがよかった。

絵がきれい

12歳までは性別がなく、自分がなりたい性別になる世界。18歳になっても性別のない主人公が、幼なじみ２人に告白されるところから話が始まります。

話の展開はとっても遅くて「早く早く」と気持ちはせわしなくなるのですが、何故か引き込まれてしまいました。
目のきれいな青のせいかな。

気になる

オメガバースの話なのかなって思ったけどまた違う設定。
今まであんまり見たことない設定なので面白い。
どっちに転ぶのかなー？

タイトルが興味深いなと思い、読み始めてみました。なかなかにSFなストーリーではありますが、面白いです。3人の関係、主人公にとって、どうなるのがハッピーエンドなのか、展開が楽しみな作品です。

性別はどちらかに別れていても、心の中には男性女性どちらもいたり、そんな概念すらなかったり。そんな人は結構たくさんいて、でも身体の性別に反発するほどでもないからそのまま馴染んでいく。重たい荷物が持てない身体があるから、胸が膨らんでるから、生理があるから、状況証拠として女性を自覚していくみたいな。

でも中途半端な心が身体にも現れたら？どちらかに導いてくれるものがないといつまでも決められないかもしれない。今の時代、女の子らしさや男の子らしさをあまり求められなくなり、身体の性別に対して心の性別が宙に浮いてる人も少なくないと思う。私自身も主人公の焦りに共感しながら読めました。

魅力的な絵。綺麗な差し色。
興味深いテーマ。性別を絶対にではなくても自分の望む形になるのはすごくいいと思う。
生まれた時からこうだからこうしなきゃって概念がない世界ってどんななのだう。

表紙の絵がかわいいなと、開きましたがすごい設定で無料分を一気に読みました。
性別がなく生まれて、途中で変化する世界。
その中で変化せずにどちらでもなく成長している主人公に訪れた変化の時期。余裕のある時に続きを購入したいです。おもしろい。