みんなのレビューと感想「舌先に夜明けの味」（ネタバレ非表示）（3ページ目）

作者買い

上田先生の絵やストーリーが大好きです。ワンダーボーダーは春夏秋冬、今回は名前に夜と明。細かいところまで、素敵です。絵もセクシーで、ストーリーもスムーズで引き込まれます！こんな公私ともに必要不可欠に想い合えるパートナー、素敵だ。。

めっちゃ夜中にラーメン食べたくなるのでご注意くださいませ。大人の男の世界が描かれた、爽やかで暑苦しいのがクセになります。

作者さん買いです。
ワンダー・ボーダーとはまたちがった相棒感で、お互いがお互いの持ってるもの(舌と腕前)に惚れ込んでることからのストーリー展開が、漢くさくも魅力たっぷりでした。
なにより2人とも色気満載でカッコいいのがヤバい！！

舌先で相手を覚えていたかのように思えたが、そもそも気持ちが求めていて、探し当てた？戻ってきた？と思うのが自然なのかな？

自立した男同士のお話。
割と早い段階で体の関係になりますが、ストーリーがしっかりしているので、あまり気になりませんでした。
お互いをきちんと認め合っているのが心地よく、ステキな関係。
周囲の人達も人情があって良いです。
あー、ラーメン食べたい！

ぃや～ん、甘い。

恋人同士というよりは
パートナーというか相棒というか
そんな感じの二人ですけど
読み返すたびに、甘さを感じてしまいます。

でも明味のあっけらかんとしてるけど気遣いのあるところとか
夜次（のラーメン）に心底惚れ込んでるところとか
二人の男気たっぷりのラーメンへの情熱とか
スルッと読みやすかったです。

たくさんの登場人物もキャラ立ちしっかりしてて個性的。

夜毎のラーメン食べてみたいな～。

男の意地と恋心

読み終わって最初の感想は「ラーメン食べたい！」でした。
ラーメンに命に人生を賭けてる男同士が熱くてとにかく素敵。

さて、あらすじと感想です。
ラーメンを作る才能はあるけれど、肝心の舌が足りなく行き詰まっている攻めの夜次。
作る才能は人並みだけど絶対的な舌を持つ受けの明味。
閉店の危機が夜次を追い詰めて八方塞がり一歩手前で2人は再会します。
そして試行錯誤を繰り返しながら一歩づつ理想の味に近づく様子が、男同士の気軽さや雑さを良いスパイスに、現実味溢れて描かれています。

攻めの夜次はやや気が弱く打たれ弱いし、過去の経験からか引きグセがついてる感じ。
一方、受けの明味はヘラヘラしてそうで実は、こうと決めたら突き進み弱気な夜次をグイグイ引っ張る素敵な男前。
プラスとマイナスがぴったり合っちゃってるお似合いな2人です。

ただ、恋愛になる過程が少しだけ強引に思えて、ほんの小さな違和感を感じました。
お話は二部構成になってます。一部での違和感の殆どは続編で解消されますので、続けて見た方が読後感スッキリです。

☆は4つを付けるつもりが、2回読んだら５つになりました。
ので、☆は満点です！