いじめるヤバイ奴
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あらすじ
ただの「いじめ」ではありません。仲島は、クラスに君臨する「いじめっ子」。いじめの対象は儚げな女の子・白咲さん。暴虐の限りを尽くし、彼女は毎日いたぶられた。憑りつかれた様にいじめる仲島は、どこか狂っていた。──そう、狂っていたのだ。この「いじめ」の真相。仲島は、「いじめ」を強要されていた。いじめられっ子の白咲さんによって。加害者になるという未知の恐怖。悲劇とは、彼のことを言うのだろう。
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ユーザーレビュー
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騙された私の負け
第一話の冒頭は、ある男子生徒が女子生徒に、読者が目を背けたくなるほど悪質ないじめを行っている描写に始まる。
よくあるいじめ→復讐系の漫画かと思いきや、これがまるっきりのミスリードで、途中から(というか序盤から)完全なギャグ漫画に変貌する。
実は、いじめていた男の子(主人公)の方が、女の子(ヒロイン)に、いじめることを強要されており、いじめが生ぬるいと、後でヒロインから苛烈を極める暴力でもってお仕置きされる、という設定である。
なぜ少女がそのような奇行に走るのか、明らかにならないままストーリーは進むのだが(一応、過去にいじめで友達を亡くしていて、それを救えなかった自分を罰しているのでは、と感じさせるような伏線は出てくるが、読んだところまででは何とも言えない。私は「文化祭編」まで読んだ)、その本筋はいったん置くにしても、実にいい拾い物をした、と思える漫画であった。
いじめというセンシティブな題材を扱っているだけに、これをギャグにもっていくのは不謹慎と言えばまあそうなのだが、はっきり言って私は楽しくてしょうがなかった。
肝心のギャグ部分が、単純にとても面白かったからだ。
本作は様々な少年バトル漫画、スポーツ漫画、推理漫画、ホラー漫画、などのパロディに満ちていて、私が元ネタをわかったのはごく一部だと思うが、「少年漫画あるある」を逆手にとったその懐の深さと造形の深さ、センスの良さ、そして、少年漫画への愛情みたいなものには、ほとんど感動すら覚えた。
何とかいじめをやめて平穏な学園生活に戻りたい主人公、主人公が自分以外をいじめることも主人公以外が自分をいじめることも許さない奇怪なヒロインを始め、新選組に憧れるまるで頼りにならない正義漢、黒板を片手で振り回す本物のいじめっ子、主人公を溺愛する万能サイコ美少女、タフな肉体を持つミュンヒハウゼン症候群少女、と脇を固めるキャラクターたちも可愛くて楽しい。
そんなわけで、第一話だけ読んでやめない方がいい、と声を大にして言いたい漫画なのだが、最初だけ読んで離脱する読者がないよう、第一話からきっちりネタばらしをしてくる点は実に巧妙で、その大胆さには舌を巻く。
第一話のサプライズの大きさ、という点では、私が読んだ漫画の中で歴代一位かもしれない。
星五つはあげすぎな気もするが、これだけ見事に騙されると、もう、私の負けである。by roka- 9
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5.0
24話読了。仲島大健闘。加藤は困惑。
最新の24話まで読みました。
ネタバレ感想ご注意ください。
白咲と仲島の「ヤラセイジメ」。やめたい仲島。義憤にかられたが、ひよった田中。
そして転校生の加藤が登場。
ここまでが11話です。
12話〜。新学期いつもと同じく、仲島は白咲にイジメショーをさせられてましたが、
加藤が仲島を殴り、白咲をイジメます。
「ヤバイ。こいつは本物」
仲島は、とっさに加藤をほめます。だから何だ?
加藤に構わず演説開始。授業開始でセーフ。
、、もう俺はいじめなくていいのか。
白咲は「私のいじめっ子は仲島」
なんで、、?
加藤はガチで白咲をイジメてましたが、立場がない仲島。
そして流れでイジメ対決をします。
先攻仲島。白咲を糞まみれにしました。
さすがの加藤も困惑。
後攻加藤。糞まみれの白咲を洗えない。
詰んだ。加藤は勝負をおりました。
わかってないお前。狂ってるのは白咲。
白咲家反省会で、仲島は褒められましたが、恥ずかしいお仕置き。
後で加藤は白咲に事情聴取しますが、質問を100個しても真相が見えない。
最後の質問で、「仲島はお前以外いじめるのか?」と問い、白咲は「いじめない」と答えます。
ニンマリした加藤。
そして馬鹿が、加藤は次の日、別の女子生徒をイジメます。
仲島を試しましたが、仲島は、ガラス割って時間稼ぎ。田中は肝心な時にいない。
先生も来ない。ヤバイ。
そこへ白咲が間に入って間一髪セーフ。
先生その後来ました(!)
その後、屋上で白咲と仲島は会話します。
白咲がいなくなった後、同じクラスの女子青山が来て、、ヤラセを見抜き、仲島は真相を言いましたが、
白咲を一緒にやって結婚しようと提案され、、
24話おわり。
感想。ガチイジメが本質の作品ではありません。
白咲から逃れたい仲島でしたが、本物のイジメ野郎が来て、「ショーを成立させないと楽屋で怒られる」仲島は必死の演技。
加藤はわかってない。
糞も仲島の一発芸。そりゃ素人は勝てない。
女子に知りもしないでガチで手を出す加藤は馬鹿。
田中は本当使えない。仲島に同意。
青山さんの狂いっぷり。白咲と対決濃厚。
加藤もどうなるか気になる。
改めて、ガチのイジメをテーマにした物語ではありません。25話以降も見ます。by あすか時代- 4
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5.0
楽しいラブコメ学園ギャグバトル漫画
序盤はグロ系胸糞いじめ漫画風なので無理な人も多そう。
修学旅行編の中盤ぐらいから様子がおかしくなってきて、そこからはずっとシュールギャグ学園ラブコメバトル漫画です。
ツッコミの追い付かないトンチキなギャグの連続で楽しく笑えて、友情に熱くなる青春ものです。
「らんま」をもっと荒唐無稽にした感じというか、そうはならんやろと思っても熱い友情や勢いで読ませてしまう感じは初期の「今日から俺は」に近いかも。
何も考えず楽しく笑える漫画で、序盤の胸糞で脱落すると勿体無いので、是非もう少し読み進めて欲しいなと思います。by ムムリク- 0
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4.0
最初で読むのをやめてはいけない。
確かに、最初の方を読んでいると「男が女をいじめている胸糞悪い漫画」という感想が出るでしょう。
ですが、真実は違うのです。「女の子側が自分をいじめるよう指示」している漫画であり、そしてそれが何故なのかまだ明かされていませんが
ガチのいじめっ子が転入してきたりで面白いバトルが繰り広げられます。見ている側もニュータイプのいじめ題材漫画で惹かれることでしょう…by 匿名希望- 1
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2.0
虐めている少年が実は虐めている少女に虐めを強制させられる虐めを受けている。
そんな訳のわからない物語。
無料分の十数話を読みましたが、数々の虐めをお互いにしているだけで真相に迫らない。
少年が虐めることに苦痛に感じ止めたがっていても、少女はそれを許さず体罰を与える...の繰り返し。
助けに入る少年や転校生、共謀して少女を亡きものにしようとするクラスメイトの少女、虐める少年の障害となる人物が登場しても、虐めを望む少女の意図が全く掴めないまま同じようなシーンが続く。
展開が遅くワンパターンに感じ、興味が薄れてしまいました。by mikan52- 0
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5.0