【ネタバレあり】小鳥の告白～淫獄の果てに～のレビューと感想

何て薄幸なヒロイン

誰が見ても、襲撃の黒幕は明らか。
下衆で下道、汚泥ではらわたが出来ている、本当に性根が腐り切ったおぞましい男。
ふみたかを助けたい一心で犠牲になる事で、自分の存在価値を見出だしてしまった純粋無垢な紅。
純粋無垢な精神故に、壊れる寸前でふみたかを想う心だけで心の均えいをかろうじで保っている。
何かのほんの極小さな切欠で、きっと紅は壊れてしまう。
ふみたかさん、紅を助けてっ！！😫💦

うぅ…切ない。夏生先生の作品は健気で切なさを誘う主人公が多いのですか、これはかなり切ないです。かなり胸が締め付けられる展開でした。

初物

この作家さん、初めて読みました。正直、絵は、あんまり好みではないのですが、ストーリーが面白かったです。ヒロインがここまで酷い仕打ちを受けるのが、可哀想過ぎるんですけど、ヒーローが諦めずに助け出して、ハッピーエンドでよかったです。

今回のお話は、辛いです。

愛する人のために自分を犠牲にして耐える女性が夏生恒先生のヒロインに多いのですが、これだけ体を汚されてしまい、刺青までされてしまったのは、読んでいても辛すぎます。例え最愛の男性がそれを理解した上で、愛してくれても、罪悪感は拭い去れないでしょう。

この作者さんのお話はよく読むし、不幸なヒロインがヒーローと結ばれると言う王道ストーリーも良かったと思いますが、今作は絵とセリフ位置が被ってしまっていたりしてすごく読みづらい印象で残念に思いました。

無料分を読んで、面白そうで買いました。
思いの外、ストーリー展開が突拍子もなく飛んでいて内容が理解できないとこがありました。
絵も読んでいるうちに、雑なのか、ゴチャゴチャしていて疲れました。

絵も綺麗。ストーリーも面白く一気によんでさはまいました。極道やアウトローな話がタイプなので2人の境遇や取り巻きの個性的なキャラクターが良かったです。
最後にいろいろな問題を乗り越えていくとこは定石てした。