【ネタバレあり】[小説]呪いの王女の幸せな結婚のレビューと感想

うーん…

この作家さんの他の作品が好きなのですが、危険なごちそうと今作がイマイチ響かないです

ヒロインは一貫しているのですがヒーローが…

幸運な王子という設定で明るい感じとヒロインに執着して依存させる感じをもっとギャップが明確に出るように描いて欲しかったです

努力家で良い王子なんだけど、ちょっと独占欲がある程度にしか感じられず、もっと抜け目のなくとことんイグニードを利用するエピソードなどがあった方がメリハリがでたような…

すぐ気がついたのにラウラは呪いについて何も気がつかなかったのも不思議で、いっそのこと二人がかりで呪いの女王を演出していたと言われた方が納得できました！

ストーリーは良いのですが、もっと深掘りできるはずなのにライト過ぎる気がします

呪いではなく、たまたま起こった出来事をヒロインのせいに周りの人が噂をし出し、ヒロインに近寄るよろしく無い人達を遠ざけたかった護衛が噂を本当にする為小細工する。ヒーローはそれに気づいて最後は止めましたが、ヒーローといると不幸が起きないと信じてるヒロインには真実を告げずにヒーローは自分に依存させる。
まぁ両想いのハッピーエンドなんですけど…
あらすじでは、別れを告げたヒロインにヒーローが豹変ってありましたが、私は特に豹変って感じには思えませんでした。誤解があればすぐにヒーローはヒロインにちゃんと話していたし…
ドロドロしたストーリーでは無いのであっさり系が好みの方にオススメです。