【ネタバレあり】にいちゃんのレビューと感想

何度も読み直したくなる作品です。
ショタ好きの近所のお兄ちゃんが、ゆいという男の子に手を出そうとして、未遂で終わり、
ゆいが高校生になって再会して結ばれて…
という単純な物語ではなく、
同性愛者、未成年者への性加害、性被害の連鎖、同性愛に対する家族の不理解、それらからくる闇、などなど…奥が深いです。
作品の中で、いくつかの偶然が重なりますが、
（兄ちゃんとの再会、舞子がおじさんの子）それらは、イヤイヤ現実ちゃうやろ、
と突っ込みたくなりますが、それ以上に物語に入り込みます。
面白い作品です。
ただ、めちゃコミさんは、えち度が高めな場面をカットしてる（コマに入れないor白抜き多め）
所が残念です。結局他のマンガサイトで購入し直しました…作品の面白さが半減しちゃうかな、
と思います、すみません。
でもそこを抜いても⭐︎5つです！

重いですね

なかなかヘビーな内容です。
単純に小さな子供に悪さをしてしまう話と思いきや、本人も過去に同じような経験があり。
苦しく切ない話です。
終わり方も、微妙ですが、この話だからこの終わりからなのかなと思えます。
本当はもっと幸せになって欲しかったんですけどね。難しいですね。

歪んでる愛…！！こういう系は、好みはだいぶ別れると思うんだけど、
個人的にめちゃ良かったです…ドロドロが好きな方は是非

単純にラブラブなBLが読みたい人にはオススメしません。あと、リバが地雷な人にも。
でもストーリーしっかりしてる深い話が読みたい人には断然オススメします。

親からの洗脳や罵倒、とても辛いものがにいちゃんも歪ませてしまったんだろうなあ。でもそれ以上にユイくんも一途であり、かつ歪んでるね。お互い歪んでいるから幸せなのかもなあ。

最後リバ

小学生の頃にイタズラされかけた兄ちゃんと再開して関係をもつ少年の話かと思えば…最後はリバになります。

どの視点から見るのか

☆の数を迷います。
とても考えさせられる内容です。
読み出した時には、これはあかんあかんと思いながらも、嫌気がさすことはなく、結局は最後まで全て読みました。

面白い

お兄ちゃんがただのアレかと思ったらそうではなくて、闇が深くて、ツボに刺さりました。
ゆいが可愛くてカッコよくてお兄ちゃんに一途で凄くいい。
マイがカッコよくて1番男らしい女子。
はらださんの描く女子たちは憧れるくらいカッコよくて可愛い女子ばっかり！

先生の独特の世界観が出てて良かったです。ハピエン…？ではあるのか…？？気まずい感じ等人間の汚いところが深く描写されています

表紙(？)がもうすでに衝撃的。
１度見たら忘れられない。
内容もなかなかに衝撃的。
何が普通で何が異常なのか。
みんなと一緒なら普通なのか。
唯一普通だと思った彼女さえ、心に深い傷を負っている。
萌えもキュンもなく、残酷でさえあるけどすごく刺さった。
好みは別れると思うし、執着する感情がとても重い作品ですが、購入してでも最後まで読んでよかったと、心から思えるお話です。