にいちゃん
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- 作家
- ジャンル
- BL漫画
- レーベル
- Canna Comics
- 配信話数
- 全13話完結(50pt)
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あらすじ
幼い頃、近所のにいちゃんに手を出され、現場を母親に見られてしまったゆい。それを境に、いつも遊び相手になってくれていたにいちゃんは姿を消し、親からは過保護なまでの監視を受けるようになってしまった。あれから時が経ち、にいちゃんを忘れられないゆいは、ある日もあてもなく街を徘徊し、そして、ついに再会の日がくる――。しかし、久しぶりに会ったにいちゃんは、昔のような優しいにいちゃんではなくなっていて……。 ふつうってなに まともってなに これはいけないこと…?BL界の鬼才・はらだが描く衝撃の禁断愛、ついに解禁――。
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みんなのレビュー
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何を持って悪なのか
と考えさせられるお話です。
歪んじゃってるユイとにいちゃんですけど、2人の心理描写がとても細かく、また2人共根本はとても素直だったからこそ歪んじゃったんですよねぇ。
にいちゃんは好意を素直に受け取って、捨てられ、残ったのは異常だと親から罵られ抑えつけられ。ユイは逃げ出した自分を許してほしくて、償おうとする。
親達が強く言ってしまう事も分かるし、にいちゃんの気持ちもユイの気持ちも分かる。分かるだけに正解ってなんなんだろうなぁ‥と考えさせられる。普通って何なの、とか。
終始重たく、見るのにエネルギー使う系ではありますが、私は大好きです。人間味があって完璧じゃないからこそ、迷って迷って、出口のない葛藤の中で日々生きていってる、という感じがリアルで読んでいて引き込まれていきました。
バッドエンドでもハッピーエンドでもなく、メイン達は今日も自分に言い訳しながら答えを探しているのかな、と思います。いつかその答えを出すのかな、ユイもにいちゃんも幸せなって欲しいなぁ‥なんて読破後思ったりしました。
好みは分かれると思いますが、はらだ先生の作品が好きならオススメです。王道BLに飽きた方や重厚なストーリーのBLをお探しの方にも。by 匿名希望- 19
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5.0
ゆ、歪みすぎてステキ…
もうね 最高でしたな
二人の葛藤がすごく伝わって 心情の描写も細かくて 二人の辛さが伝わってくるような感じがしました なんか本当にせつなかったです
おにいちゃんも可哀想だしゆいも可哀想だし 普通ってなんだろうなって
あと二人のことを受け入れてくれる親ではなくて たしかに親としては普通に暮らしていて幸せになってほしいかもしれないけど…受け入れてくれない辛さがこの本を見てわかるような気がしました
あとゆいとけいが本当にステキで
ほんっと原田先生大好きですわぁby 匿名希望- 7
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5.0
なかなかの展開
想像してたのとは違う展開の連続でした。
最終的には、側から見れば相思相愛の年の差カップル。最終話はラブラブなえっちもしていたのに、純粋にハッピーエンドとは言えないのがなんとも…
にいちゃん、ゆいの両親に自分のことを話して欲しいなんて、かなりビックリ。普通、とてもじゃないが言えないでしょ。おじさんとの愛が認められなかったことをまだ引きずってるのかな、と感じました。だから、ゆいと自分の関係を誰かに認めて欲しいのかも。
そこの感覚がゆいと大きく違うから、そこから亀裂が生じないか心配。
にいちゃんが本当の意味で立ち直らないと、ゆいもこのままズルズル引き込まれそうで怖い。にいちゃん頑張って!
個人的にまいちゃんがツボでした。ステキ過ぎる。友達になりたい、ってか、女だけど付き合いたい。どうか、2人を見守って、闇落ちしないように導いて欲しい。
話数多くないのに展開も心理描写も素晴らしくて深いお話でした。そして表情が良い。にいちゃんの、困ったような、取り繕うような笑顔が内面を表してるようで好きです。
私には大好きな作品になりましたが、ダークでアブノーマルなお話なので、やはり好き嫌いはかなり出るかと思います。by 匿名希望- 5
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5.0
愛の証明
私は幼児虐待されても、してもいないし、性的マイノリティ―でもないのですが、毒親持ちなので、景に共感しまくりでした。
特に、親からのメールきてビクっとなってるシーン。あー私のことだわ、と思いました。本当にホラー映画のようにビクっとなって悪い意味でドキドキするんですよ(流石に吐きはしなかったが)。心臓が耳元までせり上がった来たように、ドキドキ煩くて、頭の中が熱くなって、でも背筋は冷たくなるんです。はらだ先生は上手にそれを表現してくれました。
そんな景が、親と何カ月もかけて話し合うって、ものすっごく勇気が要ることで、まさに命がけの行為なんです(私自身は景のようには頑張れませんでした)。
親って例え絶縁しても、ずーっと心の底に重く残るんですよ。
仕事や恋愛が上手く行ってるときは一時的に忘れられることもある。
「あれ?自分は親を許せたのかな?」と思う日もある。だけど何か不安な出来事が起こるだけですぐ闇落ちです。親から承認を得られないのってそれだけツライことです。景とゆいが薬(精神安定剤でしょうか)に頼り始めるのも分かります。
景、ゆい、まいこ、それから「おじさん」(色んな人の人生かきまわしておいて自分は安全圏にいるとか最悪ですけど)も、みんな闘いながら生きていくんでしょうね。
時に明るく、時に不安に苛まれながら。
最終章に梶井基次郎の「檸檬」の話が出てきますね。日本文学の傑作とされている短編小説です。作者さんがどういう意図で檸檬を引用したのか分かりませんし、個人的に檸檬は好きじゃない。だって、一時の気休めにしかならない話じゃん、と思うんです。
うーん、勝手に飛躍しますけど、檸檬=愛なのかな、と思えてきました。
愛は揺るがない大きなものじゃなく、一時の気休め、慰めにしかならないもの。でもだからこそ、努力して証明し続けなければならないもの。
だからゆいは愛を「証明する」「証明して」と繰り返し口にするんでしょう。
自分や、自分の好きな人が闇落ちしないように、愛を示せるように、頑張らなきゃいけませんね。by 匿名希望- 4
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5.0
病んでます
この作者さんのお話しが凄く好きです。
小さい頃に自分もされていたことを、しちゃうお兄ちゃんと、お兄ちゃんが大好きだったのに、お兄ちゃんの下半身を見て怖くなり逃げてしまった事で、お兄ちゃんに固執してしまう主人公、みんな病んでてやばいです。
でもちゃんと愛はあると信じたいです。
主人公が受けから、攻めになるのが凄く好きです。面白いです。by あずっす- 5
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