みんなのレビューと感想「金田一37歳の事件簿」（ネタバレ非表示）（25ページ目）

幼いころに大好きだった金田一くんか３７才になって帰ってきてくれて、一緒に年を重ねているようでとても嬉しかったです。登場人物それぞれが魅力的でとても好きな作品です。

昔よく読んでいてまさかこんなのも出てるなんて！やっぱりストーリーが面白い！漫画だけど描き方が本格的でどんどん読み進めてしまいました！

おもしろい

やっぱあのシリーズだけあって面白い!
少年シリーズの方が絵や物語の迫力はあって好きですが。
こちらもまた現代風にアレンジされていて面白いですね

夢の後で

二十年前、オリジナルの金田一少年が大好きだった。
あらゆる意味で、私にとって特別な漫画だった。
漫画のキャラクターの中で、本当に友達のように感じられたのは、金田一君が最初で最後だったんじゃないかと思う。

本作の中で、金田一君は、私と同じように歳をとっていた。
かつての金田一ファンからの厳しい声は、もっともであるとも思う。
「わざわざ37歳にした意義を感じない」、
「金田一の歳のとり方に魅力がない」、
「17歳から進歩がない」、
「17歳ならいいけどこんな37歳は嫌だ」、
「美雪と結婚していないことに失望した」、
「金田一の人生に夢がない」、
そういう批判、全て、理解できる。

でも、どうだろう。
37歳になった私たちは、かつて自分が思い描いていたほど、立派な大人になれただろうか。
野球部のエースはメジャーリーガーとして海を渡っただろうか。
クラスのマドンナは大女優になっただろうか。
「いや、漫画なんだから、もっと夢があってもいいじゃん」。
そうかもしれない。
しかし、この金田一は、もう少年漫画ではない。
夢に向かってどう生きるか、という漫画である必要はないと私は思う。
夢の後をどう生きるか、という漫画であっても、いいのではないか。
だって、ほとんど全ての人々にとって、「夢の後」の人生の方が、ずっと長いのだから。

いつの間にか、周囲の期待からも漠然と描いていた夢からも遠く逸れて、私たちはそれでも、あの頃とは別の何かを懸命に守ったり、日々の中から小さな幸福を拾い上げたりしながら、生きているのではなかろうか。
私には、敏腕探偵にもエリート刑事にもならなかった金田一君が、ブラック企業の中間管理職を務めるクソ面白くもない日常の中で、埋もれたり流されたりしながら、それでも必死にもがいて、懸命に生きようとしているように見えた。
それは、いつの間にか37歳になった私の姿であり、私たちの姿であるような気がした。

「もう謎は解きたくない」、あの金田一君がそんなことを言うなんて、余程のことがあったのだろう。
だが、ある意味では、私たち皆がそうだ。
二十年の間に、皆、色々あったのだ。
でも、ともかく、生きている。

私も、金田一君も、かつて持っていたものの多くを失い、残されているのは、欠片くらいのものかもしれない。
でも、欠片はまだ、残っている。
ならば、その欠片が、全てではないか。

金田一一好きならオススメ

ネタバレ レビューを表示する

金田一一は、大人になってもあいかわらずだった。冴えなくて、みゆきとも進展がないのはがっくりきたが、推理はあいかわらずたのしめた。

大好きだった作品の続編(？)がでて嬉しい！
相変わらず全く謎は解けないけど、面白くてどんどん読み進めてます！

★

金田一が大人になったときの話と聞いてさっそく読んでしまった！！中学生と違ってまた、違う面白さがあり良かったと思います。

金田一少年と同じく面白いです

金田一少年と同じような感じの漫画で面白いです。ただ、才気あふれる金田一少年は将来どんな職につくかと夢がありますが、大人になったらしがないサラリーマンになってしまっています

往年のファン、時代を過ごした人向けの一冊です。もちろんこれだけでも楽しめますが、ファントムのくだりなど昔のストーリーを知ってる方がより楽しめます

金田一がまだ高校生だった時からのファンです。続編が出てめちゃくちゃ嬉しい！歳を重ねても変わらない金田一の推理にスカッとします！