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4.0
不正、父性
私は率直にこの漫画は面白いと感じました。実親に虐待され、見知らぬ男に(ヨヨはパパだと思い込んでいるけれど)さらわれ育てられた子どもの気持ちを考えると、面白いと言ってはいけないとは思うけど。
虐待をする実親と、自分を大切に育ててくれる他人、どっちと暮らすのが幸せなんだろうね?この主人公の男は不正を多々おかしているけれど、父性には長けていたのでしょうか。「八日目の蝉」の主人公にも同じ事を思いました(こちらの場合は母性ですが)。
子育ての場面(ヨヨの偏食に男が辟易する場面など)では、あるある!!と大きく頷きながら笑って読んでしまいました。主人公が「気づけば自分が子どもに育てられている」などと感じた場面では大変共感しました。そういう場面ではとてもほっこりした気持ちになり「いい漫画だな」と思うのですが、実際にはその子どもはさらってきた子供だったり父親の遺体を隠していたりと、それらを思うといい漫画だなと言いきれなくなるところが新感覚です。
面白いです。
by
匿名希望
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