【ネタバレあり】暗闇のオアシスのレビューと感想

優しいジェラール

キットのトラウマに寄り添うジェラールに泣けました！
虐待のお話で暗いのですが、それを越えて幸せになりとても良かったです。

婚約者の浮気現場に出くわし自分の体のコンプレックスもあり婚約指輪を返したヒロインは。ひとり旅行に行き事件に会って頭を打ち記憶を失くしてしまいます。助けてくれたヒーローのお世話になるしかなかったヒロイン。ヒーローはヒロインに惹かれていきますが警察の調べで身元と婚約者がいる事が分かります。でも記憶が戻って安全だと分かるまで返さないというヒーローの考えはもっともですね。元婚約者は記憶が無いことをいいことに結婚を無理強いしようとします、がヒロイン記憶を取り戻しました。元婚約者だけじゃなく、あんな辛い過去があったなんて。そのせいでヒーローの元から去ってしまいますが、まぁヒーローの素敵なこと。優しくて愛にあふれてて堪りませんでした。

婚約者に裏切られたキットは、モロッコに旅行にいく、そこで、頭をなぐられ、記憶喪失になる。ジェラールに、助けられる。ジェラールの愛情深い人格に、読んでて癒されました。

自分が悪いのに記憶喪失になった彼女に嘘をつくなんて最低ですね！
しかも仕事まで一緒とか強気ですね！！

この作家さん好きですが、大胆お金持ちハンサム、主人公に一目ぼれ一途…安心して読めます。
主人公は意固地で、あまり好感もてません。
なぜ、ヒーローがそこまで主人公に魅力を感じたのかは、分かりませんでした。
そこまでヒーローが一途になる主人公を描いて欲しかったです。

ラストは、記憶が戻った主人公はヒーローの元をさります。が、ヒーローは諦めず一途に主人公を想い続けてハッピーエンドです。