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更紗も琳も悪くないのに、どうしてこんなことにならなきゃいけないのか、可哀想だった。でも1番可哀想なのはお兄ちゃんの方。割と誰も救われない
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更紗も琳も悪くないのに、どうしてこんなことにならなきゃいけないのか、可哀想だった。でも1番可哀想なのはお兄ちゃんの方。割と誰も救われない
とても切ないお話です。
一条先生の本は色々と読んでいますがいつも綺麗な絵と繊細なストーリーにはまってしまいます。
こちらはドロ沼とありましたが、そうまでは感じませんでした。
女子大生の主人公と高校生の真っ直ぐな情熱的な彼と恋に落ちて、でも彼の母親に間を引き裂かれてしまう。忘れられないけれど、大人になり結婚を決めた人が彼の実の兄だった事から再会してしまう。
情熱的な恋愛も冷静な判断の結婚も共感できます。
弟に惹かれる気持ち、兄の誠実さや優しさに安心できる気持ち、どちらも選びかねます。
主人公がどちらとも別れを選ぶというシーンがとても素敵でした。
ラストは幸せがそこまできているような印象を受けましたのでスッとしました。
物語にひきこまれて
いきました。昔好きだった人と
家族になるのは気まづすぎる。
すぐに彼に言えなかったのは
まだ好きな気持ちがあったからなのかな。
これすっごい切なかった〜。誰も悪くなくて、でもみんなが傷ついちゃったお話。最後は多分幸せになるんだろうけど、1番お兄ちゃんが救われない(><)
運命の巡り合わせな的な話でしょう。面白かったです。一条ゆかりさん好きなので、この方のマンガはよく読みました。
このマンガを始めて読んだときは、まだ中学生でした。
そのときは、かなりオトナなマンガに感じて、ドキドキしながら読みました。
連載当時に読んで衝撃を受けたことを記憶しています。
『りぼん』から、ちょっとオトナな内容を扱う『コーラス』に代え連載した一条ゆかり先生の作品でした。
画力は相変わらずの素晴らしさで、登場人物それぞれの感情描写も深く胸に刺さります。
いつか映像化して欲しいです。
タイトル通り、恋のめまい、愛の傷です。一条先生の世界観満載で読みごたえありな作品です。現実的にはなかなかないストーリーでも、キャラクターに感情移入してしまい、胸がキュってなります。
ちょうど主人公と同年代の頃の作品で、凄く窮屈な気持ちになった気がします。今は子供が高校生になり、親の立場になってしまった。それでも主人公になりきって読めるパワーがあります。
こういう泥沼な恋愛を描かせたら天下一品ですね 笑
でも、陰湿な嫌がらせなど無いので読んでて嫌な気持ちにはならないです。