ちひろさん

あらすじ

元風俗嬢、ちひろ。海辺の小さなお弁当屋で働く彼女の元にはいろいろな悩みを抱えた客がやってくる。恋愛、仕事、家族、自分自身…ちひろが導く答えは? 多くの人を救った傑作、新作で復活!!

  1. 9巻
    96~107話

独自の仕組みで巻にまとめているため、該当する話が単行本と一致しない場合があります。 単行本化されていなくても巻として表示している場合があります。

入荷お知らせ設定

機能について

入荷お知らせをONにした作品の続話/作家の新着入荷をお知らせする便利な機能です。ご利用にはログインが必要です。

ユーザーレビュー

  1. 評価:3.000 3.0

    昭和の男が描くリアリティのないイイオンナ

    ドラマでおなじみ「ショムニの作者が描いた」と聞けば、何となくその作風と雰囲気が伝わるのではないかと思います。
    テンプレ化された様式美というか、使い回された型に当てはめられた主人公像と良くも悪くも実に昭和の男らしい作者の作風が混ざった作品です。

    気高さや高嶺の花感がありつつも、どこか親しみやすく人間関係を大事にするちひろさん。
    なんというか、この主人公像が非常に微妙。
    女性なら理解して貰えると思うんですが、女性が描いたらそういう矛盾もないんだろうけれど、男性が自分の理想と欲望を詰め込んで描いたが為に生じる違和感やなんか違う、という感覚が、回を増すごとに強くなる。
    それを味だとか作風とか漫画だし、リアルを求めるなと割り切れる人が読むには向いている。
    割り切れない、違和感が拭えない人にはそこで読む手をとめることをお勧めします。
    正直、私はこのちひろさんに対する違和感が強くて気持ちが悪かったです。
    女のことをわかってない、理解していないし理解するつもりもない。ただ理想を描いた。
    そういう描き方だなぁと感じてしまいました。
    昭和の漫画や昭和の男が描く理想のいい女の話が好きな方にはお勧めです。

    by 梨伽
    • 79
  2. 評価:3.000 3.0

    面白いけれど...

    ネタバレ レビューを表示する

    主人公の「ちひろさん」に理想を詰め込んだ感。

    初めて読む雰囲気の漫画で面白いな〜と読み進めていたんですが、喜怒哀楽の激しさと情緒の不安定さ、突拍子もない言動など1歩間違えるとただのイタイお姉さんです。

    風俗嬢の過去に誇りとプライドを持っているようですがそれも男性の幻想なのですかね?

    実際いたら振り回されそうだし関わりたくない(笑)
    これぞ漫画だから許される設定。

    私はバジ姉が好きでした。

    by 匿名希望
    • 76
  3. 評価:5.000 5.0

    すきです!!!

    ネタバレ レビューを表示する

    この漫画を読んで本当にちひろさんを好きになりかけました笑(私は女です)こういう生き方をしてみたいって思いました。なので私、都会での一人暮らしをやめて田舎に帰ってちひろさんのように穏やかにしなやかに、仕事帰りに近所の子供と遊んだり、お年寄りと友達のような関係になったり、誰かの心を救ったり、そういう人間になろうと思います。
    作者さん、勇気をくれてありがとうございます。
    来週引越しです

    by 匿名希望
    • 42
  4. 評価:5.000 5.0

    安田ワールド

    「風俗嬢でしたという挨拶に、人はうっかりその素顔を見せてしまうものだ」第一話のこの言葉で、ハートを鷲掴みされました。ちひろさんて、ショムニの坪井千夏にも似ていますね。作者の安田氏はこういう女性(己の弱さも世間の理不尽も引き受けつつ誇り高く生きる女性)が理想なのかも知れませんね。一部の女性読者の方からは「女性の事がわかっていない!」と手厳しいご意見もあるようですが、自分にとっては男女関係のない人生や幸せに対する価値観が含まれている様に思います。苦しい時や辛い時、「そうか、これでいいんだ」と。真面目に生きてきて少々お疲れ気味の方には是非おすすめしたいですね。

    • 40
  5. 評価:5.000 5.0

    人間の愚かさを愛する人

    ネタバレ レビューを表示する

    誰とでも仲良くなり、誰とでも話ができる。まさに老若男女問わず。そんな彼女は元風俗嬢。そういうと、人はうっかり素顔を見せてしまうのだとか。わたしならどうするだろう。疑うか、気づかぬうちに蔑んでしまうだろう。
    ちひろさんは、冗談はいうけど、要所は大切なことしか言わないし、いわゆる世間の基準で人を評価しない。一期一会、その人を大事にする。ゆえに彼らはちひろさんに救われる。彼女の深い悲しみから生まれた慈悲のような観察眼に。行為に。毎回読むたびに、感じ入ってしまう。こんな情けをもって、人に接せられたらどんなに良かろうか。悲しいかな、自分ばかり良ければよいこの世の中、行きずりの相手まで思いやる余裕などなく。ちひろさんを読むと、そんな自分を戒め、もう一度やり直したい気持ちになる。

    • 38

すべてのレビューを見る(1407件)

みんなが読んでるおすすめコミック

最近チェックした作品

Loading

おすすめ無料連載作品

    Loading

迷ったら無料で読めるこの作品!

おすすめ特集

>