みんなのレビューと感想「お別れホスピタル」（ネタバレ非表示）

リアルな人生の終わり方を見ることが出来る作品で、引き込まれます。作者の経験に基づく話だからなのか、一話一話の説得力がすごい。

現実とユーモア

医療現場の悲しい現実だけでなくスッキリとしたユーモアも織り交ぜられているので、重くなりすぎずに読み進められます

お別れホスピタル

私事ではありますが、身内に介護の仕事をしている者がいるため、話の内容がとても身近に感じて読みはじめました。
どこか死を、身近に感じるからこそ時にユーモアがないとやっていけないと痛感しています
また、いい[加減]で向き合わないと自分が壊れて
しまいそうな職業なんだと思います
そういった内容にもかかわらず、さくさくテンポよく4コマ漫画の様に読めるのは作家さんの力量を感じます

死が近くにある現場で、働く医療者さんたちの思い。現場で起こっていることが淡々と描かれています。
もし家族が入っていたら延命処置するのかしないのか、どう生きるのか？家族とは？と色々考えさせられます。

すごいな

沖田×華さんが好きで読みました。この方のほんわかしたイラストのお陰でサラリと読めますが、結構深いんですよね。最期の時間をどこで過ごすか。誰に側にいてもらえるか、色々考えさせられます。

話のテンポが良く、独特の表現に思わずクスッと笑ってしまう部分もある。この先生のナース時代の話好きです。

老いや死を前にして揺れ動く患者たち。それに対応する看護師や医師の心も戸惑いを見せる。
リアルな現場の様子が描かれていると思う。

作者が看護師さんなので、患者だけでなく、看護師の心理描写もリアルでおもしろいです。命を扱う現場ならではの人生模様が見ごたえある。

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人の生き方も終わり方もいろいろあるんですね。自分はどう生きてどんなふうに終わりたいかを家族に伝えておくのも大切だと感じました。

看護師です。ほんと、いろんな人、家族がいますが基本的にお金に余裕のある家は悲惨なことにはならないと思う。お金ないのに、妻や子供任せなおじいちゃんが家族に見放される。