みんなのレビューと感想「[小説]華は洋館に囚われる」(ネタバレ非表示)
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借金のかたに囚われる…というのはよくありますが。
受けの皐月は、美人で体が弱いけど芯が強くて魅力的です。
攻めの小田切は、一目惚れした皐月を囲いますが、不器用でヘタレで、愛すべきキャラでした。
長編ですが、一気に読んでしまいました。by 匿名希望- 0
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4.0
bl小説を初めて読みました。ロマンだけではなく時代を押さえた深い内容は歴史小説の感さえあります。是非映像化して頂きたい❗
by 匿名希望- 0
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5.0
・明治中期、今よりも身分制度が濃く残っているが、崩れつつもある時代の話です。
・受けは華族の末息子で、母譲りの美貌をもつが身体が弱いです。
父や兄の様に働けないことを常々気に病んでいた所、父の事業が上手くいっていないと知り、支援を申し出た攻めに身を売ります。
・家族に売られると言うよりは、自分で決断を下します。
父兄は、受けの事をとても大切にしており、使用人も必死で守ろうとします。
商才はなくとも、華族として気高い一家であり、そこから攻めの元へと渡るので、より一層切ない身売りと言う感じです。
・攻めは、庶民だがやり手の貿易商で、支援する代わりにと受けを手に入れます。
酷い男ではないのですが、無口で不器用なため、受けとすれ違ってしまい、嫌われがち。
受けの事がとにかく好きで(強烈な一目惚れ、華族への憧れもある様子)、プレゼントを贈ったりして頑張るのですが空回り……
・山あり谷ありで、最後は想いが通じ、ハッピーエンドです。
攻めと受け、それから受けの家族や使用人も、皆で幸せになれたかなと思えました。
BL的満足のみならず、家族愛も感じられて、お高めですが買って良かった一冊でした(^-^)/by ぺれっと- 1
5.0