【ネタバレあり】君の歌があるのレビューと感想（3ページ目）

人の心情を現すのが上手だなぁ
思春期の頃のモヤモヤを思い出すわ
あと再婚連れ子パターンが好きなんですね

男女の恋愛ってより、女の友情の話かな。
友達との、昔の切ない思い出があったり、何処か見下している自分がいたり。

普通の女子高生、氷見子が、運命的な出会いをした３兄弟次男の要士と、つき合いはじめるお話。
ふたりの愛は急速に深まり、ふたりの愛は確実！と思いきや…
その落差に衝撃！
氷見子の怒りや悲しみがつらいです。
最後はみんな少しずつ大人になってます。

やっぱり大好き

ほんと子供の頃から大好きな作者さんですが、味のある心臓ドキドキする話で最高でした！
棘が刺さる感じのお話ですね。
もっと昔のマンガも読みたいけどなかなかないのが残念…
いくえみ先生のマンガを読んで大人になったので全部また読み返してみたいですね。
ストーリーに少し触れるなら、私はあんな友達嫌いだしいらない。

すごくリアル

誰もが持ってるずるさやいやらしさ、卑屈な部分とか、弱いところ、それをきちんと見せてくれます。
ぐちゃぐちゃに悩みながら決断して後悔して。好きだからこそ許せない。そこには無自覚のうちに見下してた相手が関わってたり。きっと相手がその人じゃなかったらそこまで怒らなかったんだろうなぁ。
自分の小ささにも気づいたり、恋って色んなことに気づき過ぎて、知らない自分が出てきてそれに翻弄されて大変ですよね。

余談ですが真面目だけどしたたかなカニタ兄も、嫌なやつだけど惹かれてしまうカニタ弟1も、とにかくお人好しのカニタ弟2も、みんないい。
三兄弟の会話が好きでした。