彩りのころ

あらすじ

高校1年生の宗次郎の恋人・葵が拓也に犯され妊娠。家出をした葵を探す宗次郎…。 『彩りのころ』は、昭和51年から52年にかけて週刊セブンティーンに連載され爆発的な人気を得ました。昭和61年に『このこ誰の子?』(フジテレビ系)としてドラマ化もされています。津雲むつみの作家生活30年の中で代表作と呼べる作品のひとつです。

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ユーザーレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    重い…

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    どんなに幸せそうな人をも影があるような絵のタッチで、ストーリーによくハマっています。作者の作品は大抵重い内容だった記憶が…小説でもドラマでもしっくり来ます。
    反面、本気で暗い気持ちになってしまうのであまり好きな作者、作品でもありませんでした。

    改めて読み直して、大人になったからこそ、重くのしかかり、また登場人物一人一人の幸せを祈りながら読み進めました。
    しっかり引き込まれているという事ですね。

    • 5
  2. 評価:5.000 5.0

    どの登場人物の気持ちが分かる

    ネタバレ レビューを表示する

    今から見ても絵の綺麗さにびっくりしますが、それぞれの登場人物の心情や背景がとても丁寧に描かれています。
    杉浦幸のドラマを観たときは、拓也が気持ち悪くて大嫌いでしたが、大人になってからもう一度読み返すと、拓也の苦しみも分かるようになりました。

    全体を通して葵も苦しくて大変だったけど、宗ちゃんが1番大変だったんじゃないかな。
    宗ちゃんのお姉さんの真樹さんが素晴らしかった。真樹さんがいたから拓也は腐らずに済んだし絵にも出会えた。
    なにかすごい事をするわけではないけど
    拓也が辛いときに真樹さんはふっと現れてコーヒーの一杯を差し出してくれる。
    この人は凄いと思いました。

    • 4
  3. 評価:3.000 3.0

    ネタバレ レビューを表示する

    なつかしい。
    昔見たドラマ、この子誰の子の原作。
    ドラマの方は本当に子どもの頃に見たのですが、まだ小さかったこともあり、赤ちゃんできるのっておめでたいのに、テレビに出ている人はなんでこんなにややこしそうにしてるんだろうといつも思っていました。
    大人になり、どういう子どもの出来方をしたのかを理解し、なるほどなと腑に落ちました。最終話まで子ども時代とは違う鑑賞をしたいと思います。

    by 匿名希望
    • 4
  4. 評価:3.000 3.0

    昔大映ドラマでやってた原作

    杉浦幸が昔出ていた大映ドラマの原作です。
    幼馴染みの葵と宗次郎、お互い好きなのに中々素直になれない感じでした。
    お互い両想いだと気付いて付き合う事になったのに、後から現れた拓也に引っ掻き回されてレ○プされます。本当に大変なのは妊娠した時でした。
    葵と宗次郎が苦しんでるの見て本当に可哀想でした。
    拓也の自己チューなトラブルメーカー振りにはイライラさせられました。
    葵、一度は堕胎を考えたけど産むために家出したけど理解できない。
    残された家族や宗次郎が心配したのに。仮に産んだとしても子育ては本当に大変だしお金掛かるし若いシンママに対する世間の目はシビアです。
    赤ちゃん無事に出産したけど、残念ながら亡くなりました。
    本当に色々と考えさせられます。

    by 匿名希望
    • 2
  5. 評価:4.000 4.0

    50代です

    現在50代ですが、小学生の時に姉が持っていて読みました。数年後、若かりし頃の男闘呼組の岡本健一さんと杉浦幸さん、保坂尚輝さんでドラマ化されました。子供心に夢中になって読んだ覚えがあります。最初のシーンで高校生の宗次郎が普通に「昨夜部活の奴らと飲んでて」と言ったセリフが普通にある辺り、時代だなぁと思います(笑)

    by 零Rei
    • 1

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