【ネタバレあり】女子高生に殺されたいのレビューと感想（3ページ目）

何気なく無料分を読んでみると、続きが気になり結局最後まで読んでしまいました。
主人公のような性的嗜好があることを初めて知りました。そしてその欲望を叶えるために、なぜ特定の女子高生を選んだのか…。登場人物も個性的な人ばかりで、読み進めたい欲望に負けてしまいました。
すっきりしない終わり方だったけど、読んでよかったと思いました。

猟奇的なものに興奮してしまう人って絶対潜んでますよね。
性的にそうなら一生治らないのでしょう。
想像していたほど盛り上がりが無くて少しがっかりしたかも。

購入

購入して読みました。この作家さんは好き嫌いがあるかなと思います。友人のすすめから購入して読みましたが、色々ディープだなって感じです。他の作品もですが、ダークなストーリーが多い作家さんで、心の弱ってる時は個人的にはあまり読みたくないかなと感じてしまいました。

映画のような漫画 「騙される」ラスト

お話は全然違うけど、重症真正病の変態つながりの「コレクター」という古い映画のラストを思い出すラストでした。
「コレクター」は、僅かにわいた、救いのない病に突き動かされる、ある意味「純粋な」主人公に対する同情が「バカ野郎！」という脱力感に変わるラストでした。
かたや、本作のラストが切ないのは、「自殺を模索している」主人公だからなのでしょう。
作者の思うつぼ…かな？
作者のストーリーテリング力には、驚かされます。
まんまと、してやられました。

深い話

自分の命が他人に奪われる瞬間を想像することに性的快感をおぼえる主人公。しかも、その相手は高校生の美しい女の子でなければならない。
本当にこの様な特性を持って生まれてくる人はいるらしいです。
怖いと思いつつ、このような人間に生まれてきた主人公も気の毒に思うし、ほんの少し願いを叶えてあげたくもなる。。考えさせられる作品です。

イヤなラストです。
でもそれも古屋兎丸らしくて良い。
やり過ぎなくらい個性的で非現実的なキャラクターと展開も。
最初から最後までずっとスッキリしない空気のままです。

悲しい欲望

世の中にはそれはもう、ありとあらゆる種類の性的嗜好がある。
私自身は性的には多分ノーマルで、面白くも何ともない人間だが、達成するのが極めて困難な性的嗜好を持って生まれなくて、本当によかったと思いながら生きている。
だって、例えばだが、相手が未成年じゃないと興奮しないとか、相手を殺さないと満足できないとか、そんな運命のもとに生まれてしまったら、いくら何でも人生がハードモードすぎる。
あーよかった。

さて、この漫画の主人公は、自分が殺_されることに対して性的興奮を覚える「オートアサシノフィリア」という嗜好を持っている。
これはもう、性的嗜好としては最大級に悲劇的なそれであり、ある意味、究極でもある。
何しろ、その欲求が真に満たされるチャンスは、ただの一度しかないからだ。
我々は、死んだら終わりですから。

主人公は、それを達成すべく、私のような一般ピーポーの理解を遥かに超えて、あり得ないレベルの労力を費やし、努力を重ねる。
それは、単純なものさしではかってしまえば、「異常」の一言で切って捨てられる種類の執着だ。
だが私は、主人公を軽蔑することも、嫌悪することも、上手く出来なかった。

誇張抜きで、私は性的嗜好を「運命」だと思っている。
それは、生活や性格を変えることよりもずっと難しい、というか、ほとんど修正不可能なものだと思う。
現代の社会生活と相容れない種類の性的欲求は、逃れることも抗うこともかなわない、残酷な足枷だ。
私は「たまたま」そのような足枷を持たずに生まれ育ったに過ぎない。

私が主人公に対して感じたのは、違和感や不快感ではなく、自らの欲望に殉じようという潔さと、そんなふうにしか生きられない悲しみだった。

それだけに、終盤の展開はちょっと残念だった。
はたから見たらどんなに異様でも不毛でも、主人公を死なせてやりたかった。
また、女子高生の多重人格という設定は、ちょっとぶっ飛びすぎていて、いささか冷めてしまった。

ラストまで読みました。
怖かった。自分を殺してもらっために、10年近く計画を練り、考え、実行あと少し...。
ラスト、良かったと思っていたら、少しの違和感。もうやめて欲しい。
幸せ願います。

ラストが…

途中まではとても面白かったです！
ただラストが残念。
計画通り行った方が面白かったのに。
主人公の先生とアスペの子以外好きになれませんでした。

タイトルに惹かれて一気に読んでしまいました！
こうゆう人間って本当にいるんだろうか
怖すぎる！
真帆ちゃんが幸せになれますように