トーマの心臓

あらすじ

冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。※トーマの心臓1?3巻と同内容のものが収録されています。

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    少年愛

    ネタバレ レビューを表示する

    思春期の頃、どっぷり嵌まった作品です。
    少年愛…昨今のBLとは近くて遠い関係だと思います。
    この作品は、ドイツの男子校の寄宿舎が舞台になっております。それは多分、少年愛から始まる普遍的な愛がキリスト教的な愛に昇華される迄を描いているからだと思います。
    ある事件をきっかけに頑なに心を閉ざし自律的かつ模範的に振る舞うユーリ。ユーリは自分は人を愛し、人から愛される資格のない人間だと思い込んでいます。
    そんなユーリの心を救うため、キリスト教で禁じられている自殺をするトーマ。
    トーマとユーリの関係を軸に寄宿舎の少年達の日々を描き、転校生のエーリクの存在がユーリの精神を救済する物語です。
    もはや漫画を超えたqualityです。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    半世紀前の作品、もはや古典の名作

    リアルタイムでは無いのですが、かなり以前に読んだこと有ります。
    それでも、イマドキの漫画とはかなりノリが異なるので、雰囲気に慣れるまで時間がかかります。

    まず絵柄は、デジタルでは無く、当然アナログですが、スクリーントーンさえほとんど使われていません。
    印刷でつぶれてしまうせいか、背景の書き込みも最小限度で、より人物に近づいた映像表現に感じます。

    特に人物像が、今とはだいぶ違います。
    「子供は子供」で、「大人は大人」です。
    誇張は有るでしょうが、少年たちはどこまでも少年で、騒がしく、無邪気で、悪気無く、それ故に残酷で…
    教師、校長先生、エーリクの弁護士、母の婚約者 等々
    大人たちは、いつでも子供たちを守り、導きたいと努めています。
    鞭で手をたたこうとする(多分当時でも)時代遅れの先生も登場しますが、彼でさえ、生徒の事は心配しています。
     ※ユーリの祖母は例外

    あらすじを表現するのは難しいです。「BL」というとなんか違います。
    何とも比べようも無い、あの年代特有の「少年」の「愛」です。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    美しい

    言わずと知れた名作、
    と題名だけは知っていましたがポーの一族と勘違いした??読んだ気になっていました。
    改めて読むとヨーロッパの寄宿舎と森•景色と人物の流れるような画風が本当に美しい。

    誰かを愛する、愛さない、責任、誰も愛せない、
    青春、思春期、

    今の日本の少年少女たちは学業の外は、レジャー、アニメ、ゲーム、ディズニーランド、
    とても忙しく、あまり重いことを言ったり話したりしないとは思うのですが、どこか深いところでいろいろ感じていて過ごしているのかもしれない。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    タイトル聞いたら忘れられない

    まだ小学生の頃にとても流行った漫画でした。当時は萩尾望都先生、竹宮恵子先生などが少年愛のジャンルを樹立しまして、こちらは初期の作品です。問題作とも評されていたため、読ませてもらうことが出来ず、大人になってから読みました。

    ページが自動的に進むのがまるで映画のようで、めちゃコミさん凄い!と思いました。ので★5つです!

    以前読まれた方、ストーリー知っててもまた別の雰囲気が味わえます。是非再読オススメします。

    内容は、愛されたくないユーリが拒み続けたトーマから命を捧げられる展開です。ここまでは無料で読めます。この後の展開は…??!!

    あ、どちらも少年です、念の為。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    BLではない

    どハマりした作品です。連載時に、作者が「打ち切りになるかもしれないので、感想およせください」(こういう文章ではなかったかもしれない、うろ覚え)と連載し巻末の作者コメントにかいていらしたのが印象的。こんなすばらしい作品がなぜ打ち切りの心配をしなければならないのかと不思議でした。ユーリ、エーリクの二人はもちろん、オスカーがよい。スピンオフもあります。ぜひ読んでください。

    • 0

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