【ネタバレあり】酔うと化け物になる父がつらいのレビューと感想（13ページ目）

アル中

お酒を飲まなければ普通の家族でいられるのに…。我が家は母がアル中でした。まるでうちの家族を見ているようで、過去を思い出し苦しくなりました。実話だから、本当に話がリアルで経験者からすると、あるある話がたくさん。やっぱり、アル中の人が起こす行動って同じなんですね。作者の方、漫画にして過去を振り返ることが出来るって凄いなと思います。わたしには思い出が辛すぎて、時が解決してくれるわけでもありませんから、ただ尊敬します。アル中、本当に周りを不幸にするだけです。

涙

作者と少し重なる部分があり、感情移入してしまい一気に読み終わりました。
自分は冷たいという感情とか、無感覚な事とか、蓋をしちゃう部分とか•••すごーくわかります。
メッチャ闇を抱えてる私。
少なからず人にはある感情なんだろうけど自分は異常かもっていつも思ってる。
主人公は早く父親と別れられて良かったなって思います。
幸せになってほしい。
最後に優しい人との出会いが、あって良かった。
続いてるのかな？って気になります。
又この作者の作品を読んでみたいです。

伝わらない辛さ

何度言っても伝わらない、変わらない辛さ…
私にもありました。伝わらないことが辛くて悲しくて何故か涙が出てきました。
事が起きてから近くにいた身内が責められることが
読んでいて辛かったです。
本当はお前らのせいだ！と怒鳴ってしまいたい作者の葛藤に心が傷みました。
あんなに負の感情を父にぶつけていたのに父の最期に後悔する場面で思わず泣いてしまいました。

つらい

無料ぶんまでしか読んでないのですが、すでに辛い
依存症とその家族のことがよく分かります。周囲の理解がなかったことも、アルコール依存症とそれを支える家族にとって悲しいことでした。
エピソードがサクサク進んでいくように見えるのも、依存症患者のいる家族は作中にある通り「心を止めること、自分の気持ちを見て見ぬふりすること」が当たり前になってしまうからかなぁと思いました。こんな家庭では自己肯定感なんて育たなかっただろうな。作者も、妹も。
これを描くまでにフラッシュバックとかあっただろうな、でも伝えたくて頑張ったんだろうなと思うと泣けてきます。
依存性は自分で「もうやらない」と決めても、家族に「やめて」と懇願されても断てない病気なんですよね。そうなってしまったお父さんの心のSOSも誰かがキャッチできていれば変わったかもしれないのにな…

主人公にガンバル！と言いたい

テーマがテーマだけに重くて、家族一人一人に潜み蝕む心の闇と現実との付き合い方が読んでいて苦しいくらいです。どんなに酷いことがあっても親子…でも苦しさを消化不良で解消できずぶり返す様は、主人公ガンバレ！と応援したくなります。

アル中あるある。

酒飲みって本当怖い部分がある。
こんな家庭だったら本当に病んでしまうところ、客観的に漫画に仕上げている作者がすごい。
実話だけにリアルで可愛いイラストとは反対に想像すると堪え難い家族の物語です。

辛く悲しい過去

作者さんの優しい所も愛情に飢えた所も
怖い気持ちも憎くてたまらない気持ちも
全てが正直に詰まっている漫画です。
家族にとって癌でしかないお父さんをなんやかんや許してしまったり、やっぱり失望したり…
家族を信じたい気持ちが伝わる、ある意味家族愛に満ちた作品だと思いました。

うーん…

なんか「こんなことあったの、私って可哀想でしょ？」感がすごい。
確かに大変だったろうとは思うけど、似たような環境で平和に暮らしてる人だっているだろうに、なんか本人の性格による所が大きいんじゃ。

いますよね。こういうお父さんみたいな男性…外では完璧でいい人。家に帰るとその面影はない。それに巻き込まれる家族。父の死を間際に少しづつ変わっていく親子関係が見どころだと思います。

自分は恵まれた環境で育ったんだなと思い知らされるお話でした。私の父もお酒が大好きだけど、潰れるほど酔わず家庭に友人がおしかけることもなく。。。
憎いのに家族だから好き、だけど憎い。途中は読みながら涙がこぼれました。