サラソウジュ
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あらすじ
田舎育ちの吉井炎子(よしいほむらこ)が転入した学校は、東京の超お嬢様学校だった。そこで出会った篁沙々羅(たかむらささら)。才色兼備で周りから慕われている彼女は「男」だった!? 手にしているものも、感じるものも全く真逆の二人が少しずつ近づいていく―…【恋するソワレ】 この作品は「恋するソワレ」2017年Vol.5に収録されています。
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みんなのレビュー
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いいお話でした
ちょっと絵がイマイチな所もあるけど、それよりもお話しがよく考えられてて、良かったです。終わり方があっさりしているという感想もありましたが、この話は樹が炎子と出会って自分を取り戻す所が主眼なので、私は終わりはあれでいいと思いました。
すべてのエピソードがちゃんと繋がって、ユーモアもあって、よく考えられたお話だなーと思います。夏椿の花言葉はいとしい人っていうんだよ、と炎子が樹の髪に花を挿してあげるシーンがとても好きです。
この作家さんは言葉選びが上手で、いいセリフが多いです。
ときどき読み返しています。by 匿名希望- 8
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5.0
大好き!
この作家さんが大好きです!
テーマやストーリーも去ることながら
登場人物のキャラが素晴らしい。
特に主人公が魅力的。
今回はそれに並ぶほど、樹が最高だった。
闇を抱え、自分をコロして生きる彼に
包み込むような穏やかな光を見せてくれる炎子。
彼の閉ざされた心を、少しづつ癒やしていく過程の描き方が素晴らしい。
内容自体は割とダークなんだけど
要所要所に入るギャグ要素が絶妙に効いてて、重くなりすぎない演出も素敵。
脇役の佐久間さんや南さんのキャラも捨てがたい、いやぁ…上手いね。
個人的には、告白シーンが好きで
その後、樹の気持ちを炎子が母に伝える場面は胸が熱くなった。
どんな逆境に立たされようとも
信じた事を貫く炎子の強さや愛の深さに
樹も感銘を受けたんだね。
ラストも爽やかで良かったです!
願わくば、2人をもっとずっと見ていたいけど、きっと彼らならこの先ずっと変わらずお互いを大切に想いあえるだろうね。
こんなに素敵な作品に出会えた事に感謝!!by えのころぐさ- 6
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5.0
本当の両親ではないけれど、あたたかくて優しい育ての親とたくさんの兄弟に囲まれて愛情いっぱいに育てられた炎子と、男の子というだけで母親に疎まれ、双子の女の子と差別されながら愛情を知らずに育った樹。
正反対の環境で育った二人が出会い、樹が炎子に徐々に心を開いていく過程がよかったです。
母親の愛を受けるため、男であることを捨て、樹であることを捨てて生きている樹が不憫でなりませんでした。
最後は樹がとても幸せに暮らしている様子が描かれていて、母親との関係も修復中のようで安心できました。by ゆちぼん- 2
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5.0
読んでよかったー!
炎子ちゃんの真っ直ぐな、人としての魅力がいっぱいで樹君が本当の心や苦しみから解き放たれていく様子に思わず微笑みながら後半の無料分終えてからの一気読みでした。みちゅこからの作家さん検索から読み始めましたが、主人公の女の子の魅力が共通していて愛おしくなりました。テーマはいろいろ含まれていたけど、暗くなくて‥樹として幸せを掴めたことを見届けられて嬉しかった。サラソウジュってなんだろう?って思っていて沙羅双樹、の話のときの炎子ちゃんの言葉にうるっとしてしまいました。
by 匿名希望- 1
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5.0
生い立ちや両親の愛情で育まれた包容力
養子でありながら愛情いっぱいに育てられたヒロイン炎子
対して母親に父親の面影を嫌い息子としての存在を否定され 亡くなった双子の妹として女装して自分をころしていた樹
お嬢様学校へ転学し 浮いていた炎子は沙々羅に女装した樹と懇意になっていく
炎子の前向きで精神的な強さと包容力は たくさんの養子兄弟と共に愛情深く育てられた故のもの
精神破綻寸前だった樹が救われていく展開に一気読みでしたby ティア-ひん- 1
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