【ネタバレあり】女衒夜話のレビューと感想（8ページ目）

この人間ドラマは…

何と表現したらいいんだろう。一つの物語から、それぞれの人物の過去に遡っていく。
なぜここにいるのか、あの言葉の意味は何か。
背筋が凍るようなハラハラ感と、やるせない時代背景と…。
最後は救われたんだろうか。あんな生い立ちと生き方で、それでもなお最後は愛する人を守ろうと死んだ。
心に深く残る。

深い

ハッピーエンドじゃないところがハッピーエンドなのかもしれないと思った。
もんでんさんの作品を読むと欲のままに人を殺めたり、性行為したり、嘘ついたりって生きるために必然というか生きてる証なのだなと深く考えさせられます。
それも後から後から感じます。
どんなに汚くても、どんなに怖い人でも必死に生きてるんだと考えさせられる。
もんでんさん自身どんな人生を生きてきたんだろう。

死んじゃってから

読まなくなった。
ふたりが電車いっしょにのれると
思ってた
ショックで、つづき、かうのやめた。
もうみない。

時代はいつ、舞台となる国はどこだろう？
荒れた時代なようでブラックなお仕事も多い様子。

明日より先のことは一切考えない男が主人公

時代は昭和初期、本当にこんなことがあったのかもしれないと思わせる作品。ストーリー展開で面白いです。おすすめ。

命の重さ

命の重さとは？と考えてしまう作品です。どんな命も尊いのに、その生きるための手段が、選ぶことができない世の中で、人は心を蝕んでくるっていくのだと思います。男二人の物語ですが、個人的には我が子を思う母親の気持ちがとても辛く、涙が出ました。

良かった

絵が好きで一気に読みました。
こういうダークな話は個人的に好きなので良かったです。
ただエロシーンだけを読みたい人はちょっとガッカリするかも。
物語の構成がとても引き込まれました。

題名からして、
シリアスなマンガなんだろうなと思いましたが、

思っていた以上にせつなかったです。

2人の気持ちが熱く伝わってきていただけに、悲しかったし、罪滅ぼしに引き取った彼の最後も悲しかったです。

もんでん先生の他の作品がとても良かったのでこちらも全話購入しました。
タイトルから戦後の時代のスカウトマンと夜の世界の女性の色恋モノのお話かと思いきや、ちょっと違いました。結末は切なくて、でもまた続きがあったら読みたい、そんな終わり方でした。一気読みしてしまいました。

うーん‥

エロスの種子 からきました。 レビュー書いてる方がこちらを話題に上げていたので。ポイントが途中でなくなって待ちきれず一気読みしました。
裕也、キリオ、美都さん、シロ の4人を取り巻く背景とそれぞれが抱えているものが立ち上がって来てそれが絡み合い、圧巻です。 ただラストはとても悲しく納得いきません。 男二人は死んだけれども、それぞれヒーローになって気持ちよく死んでいき、不幸ではなかった。あんな形で残されたシロが一番かわいそう。エロスの種子では縄の行方で、薫さんがハッピーエンドになったのをしみじみ良かったなぁ…と３日くらい心が暖かかったので、対照的に残念でした。シロの素性が明かされないままになったのも消化不良感。こうなったら自分でその後のシロのハッピーエンドを創作しないとこの虚無感は拭えないなぁと。