あらすじ

恋をするなら“運命のひと”とがいい―――いわゆる“運命の赤い糸”が見える彼奈子(ひなこ)は、過去に見てきた恋愛から、赤い糸は絶対と信じている。だけど、気になる同僚・志波(しば)と彼奈子の間に赤い糸はない。先がない恋なら、この気持ち、諦めるしかない――?運命“じゃない”男と恋に堕ちたら、どうすればいいのー…? もどかしてくキュンとする、極上ラブストーリー♪ 表題作のほか、「ひとくちでわたしをぜんぶ」、「上手な恋ができたなら」の全3作収録。

みんなのレビュー

5.0

2017/07/14 22:01

ぜんぶいい

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待ちに待った和久原にこさんの最新作。運命の赤い糸が見える不思議な体質の彼奈子さんと、彼女に好意を寄せる志波さんのお話は、彼奈子さんが好きになっちゃダメと自分に言い聞かせて、自分の気持ちを押さえるところが切ない。何度拒絶されても彼奈子さんを受け止める志波さんの包容力がすごい良かった。
２話目は色っぽい？というか艶っぽい、社食の話。３話目は、お互い仕事は出きるのに、恋には不器用で、慎重で、周りがヤキモキするけど、かわいい大人の恋のお話です。
ぜんぶいい、ぜんぶ大好きなお話です。

by SangatsuUmare
- 9
4.0

2017/08/15 4:22

素直に、結ばれてヨカッタ‼

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赤い糸で結ばれた者同士が見えてしまう特殊能力を持つ主人公は、それに拘るばかりに、赤い糸が見えない相手を「好きになってもいずれ別れる」と突き放し、いい感じなのに最後は引くという、頭でっかちで素直じゃない態度が、もどかしいの何のって・・・。

しかも相手の男性とかなりいい感じで相思相愛だとしても、主人公は自分が大事で傷付きたくないが故の守りの姿勢には、苛立ちが。

それがやっと「運命の赤い糸で結ばれていなくても好き。一緒に居たい」って素直になれた途端、二人が運命の赤い糸で結ばれていたと初めてわかって、何てドラマチックな展開なの?!って、キュンキュンしちゃいました❗

でもそんな特殊能力、現実に無くていい。
縁がある二人なら、いずれ結ばれると思う。

by あゆこ3456
- 3
5.0

2018/10/25 14:19

叶わぬ恋、の意味は

表題作の意味は、彼女が見える、運命の赤い糸のこと。
でもファンタジー寄りというわけでもなく、恋にまっすぐな二人のお話です。
いちばん好きなのは、２話目の「ひとくちでわたしをぜんぶ」
人がものを食べる仕草ってエロいよね、ってところからお互いを意識し始めるんですが、絵がほんとにエロい。上手い。
この作者さん、話の中に入れてくる小ネタがすごく面白いんです。オカン教の皆さんとか、同じ給食を食べて育ったとは思えん、とか。
単行本には、二人が温泉に泊まりに行ったときのイラストが描かれてるんですが、それもっと見たいよ！たまにはエロエロなのも描いてほしいなぁ。

by してれきてん
- 0
5.0

2017/08/21 16:46

本当にこの作者さんはいいお話ばかり書かれる…！！
一生懸命なふたり、すれ違いもうまーく描かれていて、時々くすりと笑えるようなシーンもあり、とにかく面白い！
いつもいつも胸がきゅんきゅん、ほっこりさせられます(^^)
この作品のなかでは、最後のお話が一番よかったですね。
買って損なし！続いてほしいなーってお話ばかりですが、短編なのがまたいいんでしょうね笑
これからもいろんなお話を楽しみにしています！

by 紫葵
- 0
5.0

2017/08/10 17:34

恋愛は大人も冷静になれない(*^^*)

短編集なんですが、どのお話も一歩下がって無難を選んでしまったりするのですが、これは大人だからじゃなく、恋愛その物がそうさせるっていうのを感じさせてくれるお話です。

結果論を言ってしまうと、思っている事を素直に言葉として発する事が出来るならスムーズに流れていくのかもしれません。

が、人って恋愛に限らず本音を言わない事が多いですし、こういう流れになってでも結ばれる事が出来たカプは運命なんでしょうね(*´ω｀*)

ハッピーな恋愛話で気持ちを上げたい方にお勧め(*^^*)

by なるサナ
- 0