理想的な短編
短いストーリーの中に、多彩な魅力が詰まっている。
短編のお手本のような、見事な作品だと思う。
手軽なミステリであり、切ない友情の物語であり、ちょっとしたファンタジーでもある。
その、ともすれば違和感を与えかねないファンタジーの味つけが、不思議と自然に作品にマッチして、爽やかで優しい色合いを見せている。
ラストの松田君の表情が素晴らしい。
by
roka
- 11
5.0