闇にいたる途(2)
あらすじ
この世とあの世の境には、八百万の神々や彼らに仕える死霊たる神器、妖と呼ばれる魑魅魍魎が棲まい、人の世に係わっている。いたいけな女子中学生・壱岐ひよりが道ばたで出会ったのは、住所不定無職・自称「神」なジャージのひと。ガサツで気分屋でヘタレ、ろくに祈願も聞いてくれないが、誰も知る人のないこの神様、一つだけ能があった。此岸と彼岸とその狭間――世の有象無象すべてを、ぶった斬ること!!「世界は美しく、守るに値するものだ」と、誰かこいつに言ってやれよ。/妖へと堕ちゆく雪音を取り込もうとする術師。禁忌を破り、導きゆく先は…!? ついに明かされる、「雪音」の生と死──
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