みんなのレビューと感想「児童福祉司 一貫田逸子」（ネタバレ非表示）（82ページ目）

ためし読みは母親(と言うよりおっとり含めた家族)が問題ありましたが、お腹痛めて産んだとしても、絶対に親子になれるとは限らないかも知れない。縁あって家族になったけれど、そこから先の関係性ってのは努力なのかも。

世の中の不平等

この世は本当に理不尽で、生まれた環境(宿命)は皆違います。生まれた時からどうしようも無い事も多々ありますし、助からない命も有ります。

こころがいたくなる

本気で子供を痛めつけたくなるような人なんてきっといなくて、親自身がどうしようもない生育環境でそだってきた、ということも挙げられるはず。そのどうしようもなさにため息が出て、くるしくなりました。

ドキドキ

すごくどきどきする。福祉の仕事してるからこそなんだかなんがえさせられるなぁ。ギリギリのラインで頑張ってるねみんな。

虐待

最近ニュースでもよく出てくる虐待死。
体の大きな大人から怒鳴られたり叩かれたり蹴られたり、まるで鬼からされてるように小さい子供は思うほど恐怖なんだろうな。
よく言う内縁の夫や、実の父親や母親さえ全く愛情がないっていうのが子供はよく分かっていて、それでも怒られないように、叩かれないように良い子で居ないとと思う子供の健気さに涙が出ます。
全く力のない子に食べ物を与えなかったり、暴力振るったり、何もできないのを分かっていてそういったことをするのは犯罪です。
お母さんも辛い立場に置かれてるのかもしれない。
頼りたくても誰も頼らないのかもしれない。
そう言う時にこういった児童相談や市の窓口に行けば良いのだが、一貫田や河原町さんみたいな人ばかりじゃないから、こういった犯罪が増えるんだろな。
もっと体制を変えないとこういった悲惨な事件は無くならないんじゃないかと、この漫画を読んで切実に感じました。

他のサイトで全て読んだのですが、
これは読んだ方が良い内容です。
ただの虐待漫画ではないです。
児相のシステム的なものもわかります。

こころが痛い

一貫田さんの頑張りと明るさに救われる。
とてもハッとしたのは、一貫田さんが役割を果たすために警察と介入するところ。児童福祉司ってほんとにセンシティブな仕事ですね。

子供の虐待をなくさなければ

近年、虐待による幼い命が失われるという事件が多々あった。一人の親として、本当に辛くて悔しくて悲しい。
主人公の一貫田さんも、幼少期に親友を救えなかった思いから児童福祉になっている。

女性の社会進出や、核家族化。終身雇用の時代もなくなり、働き方や考え方は昔と全然違う。
こういったことも関係してか、離婚を簡単にできる世の中になっている。
連れ子をかわいがるのは、本能的に難しいのかもしれない。そうなると、「しつけ」と称して暴力がうまれてしまうことがある。子供は大人の付属ではない。子供は半人前の人間ではない。
実の親で愛情があっても、意思の疎通が図れない乳幼児を育てるのは、本当に過酷だ。
でも、親戚や家族じゃなくて良い。ちょっとでも気にかけてくれる近所の人や、スーパーの店員さん、保健師さん、ネット上の同じ悩みを抱える人たち、そういった人たちが居てくれると、頑張れる。

子供が安心して健やかに成長できる社会を願ってやまない。こういう作品はたくさんの人にしって欲しい。

おもしろいです

主人公が好感持てます。熱意があって、応援したくなります。社会的な問題を扱っていて一人でも多くの人に読んでもらいたいです。

おもしろい！

読み物としては、ストーリーに引き込まれてついつい最後まで読みたくなる程、面白いです。ただ、登場する子ども達が本当に可哀想です。そして、理由はあるにせよ、身勝手な大人が許せません！主人公のがんばりで、子ども達が虐待から救われる話です。