【ネタバレあり】声なきものの唄～瀬戸内の女郎小屋～(分冊版)のレビューと感想

かわいそうだけど読み進めて

本当に昔こういう事はたくさんあったんだろうなと思う。今の時代に生まれて幸せだなって思うし、主人公のチヌがどうしたら幸せになれるのかも読み進めて分からない。後藤田さんが良かったけど結婚しちゃったしな、、

353話まで読んで

超大作ですよね。時代物はあまり興味がありませんが、この作品はここまで長くても全く飽きずに読んできました。読者全員がチヌちゃんの幸せを願っているのではないでしょうか？

ネタバレ注意：353話まで読んでの後半のちょいネタバレです！
長らく若様とチヌちゃんは行き違いで読者はイラモヤし続けてきましたが、353話時点では既に二人は結婚し子供もいます。

でもそれまでには本当に色んな事が起きたし、2人のことだけじゃなく周りの登場人物の物語も多く描かれてきました。ここで若様とチヌちゃんが上手く行ったことが分かっても、他の人たちのそれらの物語を読まないのはもったいな過ぎます！(笑)　後藤田様、サヨリ姉さん、巴姐さん、美緒ちゃん、栄太など他にも多くの魅力的な登場人物のその先を、幸せなことばかりじゃないけど、それでも読んで欲しいです。

ハマった

長いお話だけど、全然飽きない！！
辛いシーンも多いけど、その中でも温かさや笑い、トキメキもあったり。
チヌちゃんはじめ、まわりの人もみんな良い人で、それぞれにドラマがあって面白いです。無料分がたくさんあるのが有難い！まだ途中なので先が気になります！

実話っぽくてかわいそう

性処理の道具にされる女の子。そして味方になってくれない女主人は、結局お金が大切。そんな育ち方をしたけど、性格が優しいヒロインですね。場面変わって、女同士の小競り合い。のし上がって見返してほしいけど、ダークすぎてかわいそう。

心にしみる

女郎のお話なので、そういう場面は沢山ありますが、痛ましさや切なさを感じます。
きっとこういうことが本当にその時代にはあったのだろうなと、しみじみしながら読んでいます。
人間の奥深くにある色々な感情について、考えさせてくれる作品です。

若様、見損なったよ

つらい育ちを経験しているチヌと、裕福な若様。若様は亡き妻にそっくりの女を選ぶ。わからなくはないが、流れとしては、チヌを幸せにしてほしかった。運命の人だなんて思ってしまっていたから。でも現実だったらこんなものかな。

こんな時代があったなんて辛くなるけどたくさんの人の優しさがじーんとくる。じん様が幸せになってくれたことが個人的にうれしい。

チヌを取り巻く人情物語に、ほっこり

半分くらいまでは、確かに女郎として売られる悲惨な女性の生い立ちと過酷な生活が描かれていて、確かに「声なきものの唄」でした。
こんなにひどいことがあったんだと、涙ながらに読んでいました。

でも、途中からはそういう話よりは、チヌと若様の恋物語に方針転換された感じです。
素朴でまっすぐで他人思いのチヌが、紆余曲折を経て若様と結ばれるハッピーエンドに、別の涙が。
チヌその周りの人との人情物語に悲惨さはなく、実際には絶対になかったやろうな、という温かい話でした。

タイトルから、こんなにほっこりした話を読ませてもらえるとは思っておらず、ラッキーでした。

チヌやったれ！

究極のサクセスストーリーだよね！
横上には任せておけん！
チヌならみんなついてきてくれるはす！
誰もが認める楼主に期待。

強い

強い女性には惹かれます。
生きていく為、賢く生きる、汚いこと、非難されても自分の芯をしっかりもってかっこいいです。