みんなのレビューと感想「声なきものの唄～瀬戸内の女郎小屋～」（ネタバレ非表示）（59ページ目）

曾祖母によく言われた言葉「女は手に職をつけなくちゃダメ。ダンナが亡くなったり、離婚したり、この先一人で生きていかなくちゃいけなくなった時、手に職がなかったら、性しか売るものがないんだよ」って言われた事を思い出した。昭和初期、こんな時代を生き抜いてきたからなんだろうな。チヌちゃんの、心までは売ってなく、自分をしっかり持っているのが、救いかな。まだ途中、この先幸せになってくれる事を祈って、読みます。

思ったよりもおもしろい。絵はあまり好きではないけどチヌが性格もあってかいやらしさがなく読める。早く続き読みたい。

東陽楼のような恵まれた廓でも、トラブルがおきたり女郎自身の精神が不安定になったり、読んでいて苦しくなることもあります。
ですが、希望をもって生きるチヌちゃんが好きで読み続けています。

奥深く面白いストーリー展開だと思いました。
そもそも、やっぱりこういう世界は哀しみを抱えた人たちが集まってるに違いないのだけど、その中でも希望を持ち優しさを忘れない主人公の人柄にとても惹かれます。

あの時代のたくさんの人の生き様

最初から出てくるチヌちゃんもそうだけど、日本人が一生懸命生きなければいけない時代。強くならなければ生きられない時代だと感じる。どの脇役にでさえも感情移入できる。全話読みたい。

面白い

どのキャラクターも魅力的で、目が離せない。個人的に楼主のタヌキオヤジとお職の巴姐さんが好き。次の話が気になってついポイント購入。

色々と切ない

こんな時代に生まれてきていたら…と思うと、女性としてとても辛く感じます。
しかし、いつの時代も回りの環境で恵まれているかいないかが、とても大事ですね。

きちんと時代背景を考えて描かれている作品

主人公のチヌをふくめ、女郎として生きる者たちのさまざまな生き様が描かれています。絵は好き嫌いがあるかもしれませんが、骨太なストーリーでとにかく読み応えがあるので、これはぜひ一読をおすすめします。

無料だったのでつまらなかったら1話で止めようと思って読み始めたら、すっかりハマってしまいました。
　人の優しさ、妬みなどとても繊細に上手く表現されていて涙が出そうになる話もあります。
　大好きな姉に自分のせいで辛い思いをさせたと悔いる主人公と、すっかり変わってしまったように見える姉との再会が叶うのか気になります。

なんとなく気になり、読み始めたのですがなかなかおもしろかったです。ストーリーがしっかりしていて、読み応えがありますが、読んでいてせつなくなります。