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ほんわかする内容だけど、未来ちゃんの未来はどうなってしまうんだろう。
おばあちゃんママとおじいちゃんパパが一緒に生きていける限られた時間を思うと切なくなるストーリーです
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ほんわかする内容だけど、未来ちゃんの未来はどうなってしまうんだろう。
おばあちゃんママとおじいちゃんパパが一緒に生きていける限られた時間を思うと切なくなるストーリーです
年齢に関係なく、妊娠したことのある女性ならみな共感できる内容です。
「それは、阿呆ばかりのこの世界に産み落とされたことが悲しくて泣くのだ」と昔の哲学者が言っていたそうですが。
親が子に振るう最初の暴力は、子の意見を聞かずにこの世に無理矢理産み落とすことだそうで。
親が子供を産むのは、何をどうしたって親の自己中でしかないのだと思います。
10歳で産もうと20歳で産もうと40歳で産もうと70歳で産もうと。
金持ちだろうと貧乏だろうと。
愛情に溢れた家庭であろうと愛情が欠片もない家庭であろうと。
平和な国であろうと戦争中の国であろうと。
それを子供が望んで産まれてきたわけではないから。
だから、親が子に出来る贖罪は、少なくとも「この世界に来てしまったことを子供が後悔しない様にしてあげること」しかないのかなと思います。
産んでしまった暴力を、「産んでくれてありがとう」って言ってもらえるようにする努力。
それは一緒にいる時間の長さなのか、愛情の深さなのか、金銭的な余裕なのか。
それぞれの親子間で答えは違うだろうし、正解だと思っていたものが時間の経過と共に不正解に変わるかもしれないし。
そういう螺旋状のふにゃふにゃした家族の輪の中に、親がいて、自分がいて、子供がいて、みんなで試行錯誤を過去から今までずーっと繰り返してきたんかなあー、っていうことを漠然と考えてしまいました。
70での出産お話とはいえ感動しました、早く続きを読みたいです。