みんなのレビューと感想「幻覚ピカソ」（ネタバレ非表示）（3ページ目）

切なくて甘酸っぱい青い春。

青春だなぁ〜。

自分がそうだったとは口が裂けても言えないけど、16〜17歳頃って本当にこんな風に、能天気に恋バナばっかりしてたり生意気にも世の中を斜めに見ていたりどうでもいい事で悩んだり…ピュアでしたよね〜。ひと昔前の学園ドラマみたいな清々しさがあります。

この作家さんの作品は、世界観が素敵だと改めて感じました。

感動しました

途中から、主人公がのび太くんに見えてきました。母性的で美人の同級生に愛され、少年マンガっぽい感じです。
すごい画力ですし、感動しました。

ガロの頃から

ガロの頃から好きな作家さんだったので、
ジャンプ系から本を出されたのは意外でしたが。
圧倒的な画力、心理描写の卓越さは、
変わらずに、そこにジャンプ系のライトさ
が加わり、読み易さを出されたときには
思わず、凄い人だな(笑)と思ってしまいました。
今まで、少なくとも私は、
この画風で、これだけ面白いと感じさせてくれる
作品は見たことがありませんでした。
思わず、何回も読みなおしてしまう
そんな奥深い作品です。

話がキテレツすぎるので、最近はちょっと戸惑いましたが、筋がしっかりしていて面白い作品です。他にはない漫画だと思います。

心の表現が

人の弱さや、悲しみを面白く表現しているなー。いつも出てくる主人公の書く絵が、シュールに対象の気持ちを表していて、それが話を進めないと意味が解けなくて、もっと読みたくなる。
毎回ハッピーエンドなのもいいね。

天才漫画家が生み出した奇跡

絵描きの主人公がクラスメートの心の中に入り込み、彼らの深層心理に潜む問題を解き明かしながら、「救っていく」という数話完結のお話です。

寓話的世界で展開されるので世界観はかなりアートなれど、扱われてるテーマは普遍的かつ作家独特のユーモアと人間愛があわさって、誰でも共感しやすいハートフルストーリーです。

最終話は涙なしでは読めないでしょう。
漫画史に残る奇跡的名作と思いました。